カリッと揚がった新じゃがにチーズをまぶせば、ビールがとまらない一品に!春から初夏限定、畑からの賜り物の新じゃが。貯蔵されていない、採れたてのじゃがいもに限って“新”の名称が与えられます。その名のとおり、みずみずしくて新鮮な香り。皮が薄くてやわらかいのも特徴です。丸ごと揚げて、焼いて、ゆでて!せん切りにして、シャッキリ食感を楽しむのもお薦めです。季節限定の香りとホクホクを日々の食卓に!
パルミジャーノチーズのコクを全体にからめます。イタリアンパセリもカラリと揚げるといい香り。色も味もポイントになります。
新じゃがいも | 1袋(500g)(小) |
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パルミジャーノチーズ | 大さじ3(すりおろし) |
イタリアンパセリ | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
塩 | 小さじ1/3~1/2 |
胡椒 | 少々 |
じゃがいもは皮のままさっと洗い、たわしで表面の泥などを洗い落として水気を拭く。
フライパンに深さの1/2のところまで揚げ油を入れ、低温(160℃)に熱してじゃがいもを入れ、全体を混ぜながら揚げる。途中でイタリアンパセリを入れ、カリカリになるまで3分ほど揚げて取り出す。じゃがいもは弱火で12~15分、竹串が通るまで揚げ、最後に中火にして1分ほど揚げて取り出す。
大きめのボウルに揚げたじゃがいもを入れ、塩、胡椒を加えて混ぜ、チーズをふり入れ、全体にからめて器に盛り、2のイタリアンパセリを散らす。
「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
この記事は使えるdancyu「じゃがいも」に掲載したものです。