山形の郷土料理である芋煮を土鍋で豪快につくります!土鍋を鍋物だけに使っていませんか?土鍋は、コトコト煮込んだり、具だくさんスープをつくったり、ふっくら炊き込みご飯を炊いたり、蒸気を使って蒸し煮も楽しめます。土鍋の可能性がどんどん広がるレシピ、ご紹介します。
全国にもファンが多い、郷土料理。ごぼう、きのこをプラスして香りよく。土鍋でダイナミックにつくります。
里芋 | 小12個(正味260g) |
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牛肉 | 200g(切り落とし) |
切りこんにゃく | 1袋(150g) |
ごぼう | 150g |
舞茸 | 200g |
わけぎ | 50g |
塩 | 小さじ2 |
だし汁 | 6~7カップ |
酒 | 大さじ4 |
みりん | 大さじ3 |
醤油 | 大さじ3~4 |
里芋は皮をむいてボウルに入れ、塩小さじ1をふって手でもみ、水で洗って水気をきる。
切りこんにゃくはボウルに入れ、塩小さじ1を入れてもみ、水で洗い、鍋に入れる。ひたひたの水を加えて中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして5分ほどゆでてザルにあげてゆで汁をきる。
ごぼうは皮をこそげ、大きめのそぎ切りにして水でさっと洗い、水気をきる。
舞茸は根元のかたい部分を切り落とし、食べやすくほぐす。わけぎは幅1cmに切る。
土鍋に牛肉、里芋、こんにゃく、ごぼう、舞茸を入れてだし汁、酒を加えて中火にかけて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取る。
みりん、醤油を加えて混ぜ、ふたをして弱火で15~20分、里芋が柔らかくなるまで煮る。わけぎを加えて、ひと煮する。
「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。