大ぶりの蟹のほぐし身はつまみにもなります。卵液を丁寧につくると、のどごし滑らかな茶碗蒸しになりますよ。「冬だから、日本酒を愉しめるようなメニューを」と人気料理研究家のワタナベマキさんが、家飲みがもっと楽しくなるレシピを伝授!
水分を少し多めにするとさっぱりとした仕上がりになり、つるんとした食感が際立ちます。大皿でつくると見た目が豪華で、後片づけも簡単といいことずくめ。
ずわい蟹 | 120g(ほぐし肉) |
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卵 | 3個 |
だし | 450ml(かつおと昆布) |
酒 | 大さじ1 |
淡口醤油 | 大さじ1 |
A | |
・ だし | 70ml(かつおと昆布) |
・ 酒 | 小さじ2 |
・ みりん | 小さじ1 |
・ 淡口醤油 | 小さじ1/2 |
・ 片栗粉 | 小さじ1/2 |
ボウルに卵を割り、だし、酒を加えてまぜ、ザルでこす。
1に淡口醤油、蟹の2/3量を加えて混ぜる。
茶碗蒸し用の器に2を流し込み、湯気の立った蒸し器に入れて、強火で約3分、弱火で10分蒸して取り出す。竹串を刺し、濁った液が出てこなければ取り出す。まだ濁っていたらそのまま蒸し器に置き、余熱で火を通す。
小鍋にAと残りの蟹を入れ、弱めの中火にかける。煮立たせながらとろみをつけ、蒸し上がった茶碗蒸しの上にかける。
グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。料理教室を開いていた祖母から伝えられた手料理や保存食を、忙しい現代人でもつくりやすくアレンジしたレシピが人気。著書に『料理家ワタナベマキが家族のために作るごはん』(主婦と生活社)など多数。
文:吉田彩乃 写真:田村昌裕
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。