レモンの皮としぼり汁をベシャメルソースに加えて、爽やかな酸味を楽しみましょう。グラタンの中に入っている手羽中には切り込みを入れ、火通りを良くするとともに、食べやすくもなります。人気料理研究家のサルボ恭子さんに、ベシャメルソースを使ったおいしいレシピを習いました。
鶏手羽中 | 8本 |
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ナツメグ | 小さじ1/4 |
胡椒 | 適量 |
レーズン | 15g |
レモン汁 | 大さじ1 |
ベシャメルソース | 180g |
レモンの皮 | 1/2個分(国産のもの) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
にんじん | 1本(厚さ5mmの輪切り) |
塩 | 小さじ1/2 |
タイム | 2~3本 |
水 | 大さじ2 |
パルメザンチーズ | 15g(すりおろし) |
※オーブンは220℃に予熱しておいてから使います。
※オーブンを使用しましたが、オーブントースターでもつくれます。その場合は、中心まで熱くなり、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。
手羽中は骨に沿って包丁で切り込みを入れ、肉を骨の両側に開き、ナツメグ、胡椒をふる。
レーズンはボウルに入れてレモン汁を加え、15分おく。
ベシャメルソースにレモンの皮をすりおろして混ぜる。
フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、手羽中の皮目を下にして並べ入れ、隙間ににんじんを入れ、塩をふってタイムを加える。手羽中を両面しっかりと焼き、にんじんはときどき混ぜながら6~7分炒める。
4に2を汁ごと加え、水も加えて2分ほど煮詰め、火を止める。3のベシャメルソースを加えて混ぜ合わせる。
耐熱容器に入れ、パルメザンチーズをふり、220℃のオーブンで12~13分、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏、ル・コルドンブルー・パリ、リッツ等の料理学校を経て「オテル・ド・クリオン」調理場へ。当時2つ星のメインダイニングのキッチンとパティスリーに勤務。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。フレンチの手法を取り入れた家庭料理に定評がある。雑誌やテレビなどへのレシピ提供のほか、料理のプロとして生地の開発から参画したオリジナルエプロン「NOTRE TABLIER」のプロデュースなど精力的に活躍。
文:松原京子 写真:木村 拓
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。