スペインポーク塊肉の使い切りレシピ。4日目は、時短で手間要らずな角煮と豆の煮込みをつくります!事前にスペインポークゆで豚を準備しておけば、余った食材と調味料だけで完成します。最後には、スペインポークプレゼントキャンペーンのお知らせもありますよ。
丁寧につくれば2日はかかる豚の角煮。按田優子さんが考えたアレンジは味噌味で、しかも、甘味は最後に黒砂糖をパラパラふるもの。
「角煮の甘辛い味わいととろける食感は楽しみたいけど、時間がなかったり、手間がかかったり。いかに簡略化するか考えた結果、味噌をからめればいいんだ!と思い至りました。ゆで豚を使えばさらに簡単で、好きな大きさに切り出して温めながらからめるだけ。甘さは、食べる人が好みで調整してください」
スペインポークゆで豚 | 100g |
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貝割れ菜 | 適量 |
水 | 大さじ1 |
味噌 | 小さじ2 |
黒砂糖 | 小さじ2 |
練りがらし | 適量 |
鍋に4等分したゆで豚、味噌、分量の水を入れる。味噌を溶きながら豚肉にからめ、中まで温める。
器に盛り、黒砂糖をかけ、根を落とした貝割れ菜と練りがらしを添える。
肉の保存食として欠かせない塩豚を豆と煮込みます。
塩豚から出る旨味をだしとして使いたいので、仕込んでから4~5日くらい経った、しっかりと塩がなじんだものを使うのがお薦めです。
塩豚はとてもしょっぱいので小さく切り、やはり小さく切った野菜などの具材と合わせましょう。最初は水分なしで熱し始めますが、豚肉の塩分によって野菜からどんどん水分が出るのでご心配なく。「忙しくて買い物に行けない日は、つくっておいた塩豚と残り物野菜と豆に頼ります。豆に豚のコクがしみて、さっと煮るだけなのにおいしいんです」と按田さん。
スペインポーク塩豚 | 50g |
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玉ねぎ | 30g |
にんじん | 40g |
れんこん | 40g |
ごぼう | 40g |
白いんげん豆 | 60g(水煮) |
ハモンセラーノ | 1枚 |
水 | mL |
塩豚、玉ねぎ、にんじん、れんこん、ごぼうは1cm角に切る(豆くらいの大きさが目安)。ハモンセラーノは食べやすく切る。
1を鍋に入れ、蓋をして弱火にかけ、野菜の水分で蒸し煮する。途中時々混ぜる。
玉ねぎの色が透き通ってきたら豆、ハモンセラーノ、分量の水を加えて中火にかける。沸騰したら弱火にして15分ほど煮る。皿に盛って出来上がり。
スペインの豚肉産業は約450万tの食肉生産量を誇っており、輸出量は世界第3位。世界130カ国でスペインポークは愛されています。また、スペイン国内での白豚産業直接雇用は30万人、間接雇用は100万人を超えます(2018年INTERPORC調べ。)。
スペインを代表する立派な食材なのです。
スペイン白豚生産加工者協会(INTERPORC)
公式サイト保存食研究家。「按田餃子」店主。乾物料理店などを経て、独立。保存食を実地で研究する傍ら、乾物にまつわる食品加工の専門家としてJICAのプロジェクトに参加し、ペルーのジャングルでとれる食材の加工や保存の研究にも携わる。2012年、「按田餃子」をオープン。著書に『冷蔵庫いらずのレシピ』(ワニブックス)、『食べつなぐレシピ』(家の光協会)など。
文:北條芽似 写真:萬田康文