サルボ恭子さんのワインが進むフレンチつまみ
スパイスの香りと食感がたまらない"ゆで卵の胡桃クミンオイルがけ"

スパイスの香りと食感がたまらない"ゆで卵の胡桃クミンオイルがけ"

「アペリティフ」とはちょっとしたおつまみでワインを飲むことを指すフランス語。そんなアペリティフにぴったりのフレンチつまみを料理家のサルボ恭子さんに教えてもらいました。今回はクミンが香る食感が楽しいゆで卵つまみです。

ゆで卵の胡桃クミンオイルがけのつくり方

材料材料 (6個分)

ゆで卵3個(固ゆで)
胡桃12g
クミンシード小さじ1/2
エキストラバージンオリーブオイル大さじ1
粗塩適量

1胡桃とクミンを煎る

胡桃とクミンは150℃に予熱したオーブンで10分ローストし、胡桃は粗いみじん切りに、クミンは軽く叩いておく。フライパンでから煎りする場合は、まず胡桃から弱火にかけ、途中でクミンを加えて香りが出るまで煎る。

2ゆで卵を切る

ゆで卵を半分に切り、それぞれの断面に胡桃とクミンの1/6量をのせ、オリーブオイルを垂らし、粗塩をふる。

完成
卵をしっかりと固ゆでにするのがポイント。黄身のホクホク感に、胡桃の香ばしくカリッとした食感、そこへクミンが弾けて香りが立ち上る。

教える人

サルボ恭子 料理家

サルボ恭子 料理家

パリの名門ホテル「オテル・ド・クリヨン」の厨房を経て、現在は料理教室、ケータリングなどで活躍中。フランス料理をベースに、洗練されたレシピにファンが多い。『前菜食堂』『ウマつま』など著書多数。ご主人はフランス人。

文:鹿野真砂美 写真:公文美和

※この記事の内容はdancyu2016年12月号に掲載したものです。

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。