やや小ぶりに切って揚げた豚肉に、パプリカといちじくを合わせました。柔らかい酸味と甘味がおいしいおかずです。料理研究家・小堀紀代美さんの、ふわりと黒酢の香る秋ならではの酢豚です。
豚肉 | 300g(肩ロースやロース) |
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いちじく | 2個 |
パプリカ | 1/2個 |
塩 | ひとつまみ |
胡椒 | ひとつまみ |
片栗粉 | 大さじ1と1/2 |
揚げ油 | 適量 |
★ 甘酢 | |
・ 黒酢 | 大さじ3 |
・ 砂糖 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 酒 | 大さじ1と1/2 |
・ 水 | 大さじ1と1/2 |
・ 片栗粉 | 小さじ1/2 |
・ 花山椒 | 小さじ1/4(軽くつぶす) |
豚肉は赤身と脂の間に包丁を入れ、筋切りしてから一口大に切る。パプリカも種を取り、一口大にしておく。
1の豚肉に塩、胡椒をしてから片栗粉をまんべんなくまぶしておく。
揚げ鍋に油を熱し、180度になったら1のパプリカを素揚げする。
油を190℃に上げて豚肉も表面がカリッとするまで、2分ほど揚げてバットにとっておく。
いちじくのへたを切り、縦4等分に切ってから、半分に切る。
フライパンに甘酢の材料をいれて中火にかけながら木ベラなどで混ぜる。
ふつふつと煮立ってとろみがつき始めたら、豚肉とパプリカを加えてからめる。火を止め、いちじくと黒胡椒(分量外)少々を加えて混ぜ、器に盛る。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家! 』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などへレシピ提供、またYouTube、Instagramなどでも積極的に情報を発信。近書に『ライクライクキッチンの毎日和食』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のキッチン」に掲載したものです。
文:椙下晴子 撮影:竹之内祐幸