夏を楽しむフレッシュジャム
自然の酸味が美味しいルバーブジャム

自然の酸味が美味しいルバーブジャム

最近、スーパーでも見かけるようになったルバーブという野菜をご存知ですか?ビタミンや食物繊維が豊富なタデ科の野菜です。肉食の食事が中心の欧米では、古くから美味しくて健康に良いと食べられてきました。今回は、酸味が美味しいジャムのつくり方をご紹介します!

ルバーブの酸味を生かして鮮やかなジャムに!

ルバーブは、セロリのようなパリッとした歯ざわりと強い酸味がある、タデ科の野菜です。ジャムやお菓子づくりに使います。ジャムは目が覚めるような鮮やかな赤色。ヨーグルトに入れただけ、スコーンやワッフルに添えただけでパッと花が咲いたよう。ルバーブがもつ酸味を生かして、レモンは入れずにつくります。

ルバーブ

ルバーブジャムのつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

ルバーブ1kg
グラニュー糖600~700g

1下ごしらえ

ルバーブは洗って水気をきり、切り口を3~4㎜切り落とし、長さ1~2㎝に切る。

2ルバーブの水分を出す

鍋にルバーブ、グラニュー糖を入れて混ぜ、4時間ほどおく。

ルバーブの水分を出す
グラニュー糖を入れて置いておくと、浸透圧で野菜の水分が出てきます。煮ると溶けやすいルバーブは、そのまま火にかけて煮詰めていきます。

3煮る

底から混ぜて中火にかけ、煮立ってきたらアクを取る。10分ほど煮て火をやや弱め、途中底から混ぜながら、さらに10分ほど煮詰める。

煮る
酸味が美味しいルバーブジャムの完成です!

スコーンのルバーブジャム添え

おから粉を使ってヘルシーに。フードプロセッサーでつくるから楽ちんです。ルバーブのジャムで華やかなひと皿になりました

スコーンのルバーブジャム添え

材料材料 (8個分)

スコーン
・ 薄力粉150g
・ おから粉50g
・ ベーキングパウダー小さじ2
・ バター70g(塩分不使用)
・ 塩小さじ1/4
・ 砂糖大さじ1
・ 卵1個
クリームチーズ適量
ルバーブジャム適量

1下準備

薄力粉とおから粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖を混ぜる。バターは1cm角に切る。

2混ぜる

1をフードプロセッサーに入れてポロポロになるまで混ぜる。

3卵を溶く

ボウルに卵を溶きほぐし、冷水120~130ml(分量外)を加える。

4分ける

大きめのボウルに2を移して3を加えて手で混ぜる。均一になったら、水でぬらした手で8等分にして丸く形をつくる。

4焼く

オーブンの天板にオーブンペーパーを敷き、4を間隔をあけて並べる。オーブンを200℃に熱して10分ほど焼き、さらに180℃に下げて20分ほど焼く。

5盛りつける

スコーンを横半分に切ってクリームチーズを塗り、ルバーブジャムをのせる。

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。

構成:中村裕子 写真:鈴木泰介、原ヒデトシ(プロフィール)

※この記事の内容はdancyuムック 四季dancyu夏の食卓。に掲載したものです。

四季dancyu夏の食卓。
四季dancyu夏の食卓。
A4変型判( 116 頁)
ISBN: 9784833477079
2018年06月05日発売 /1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。