夏の暑い日、香味野菜をたっぷり使ったちらし寿司があれば、香りも味わいもさっぱりと気分爽快!家族がそろう、親戚が訪ねてくる。そんなときはどーんと大皿でお寿司です。夏の暑い日でもつい箸が伸びてしまう、華やかなお寿司。今回使うのはあじの干物、香味野菜と身近なものばかりです。
6月11日発売のプレジデントムック『四季dancyu夏のキッチン』から、薬味たっぷり干物寿司のレシピを紹介します。あじの干物を香ばしく焼いて、すきっと爽快な香味野菜をたっぷり。大皿に盛ると豪華だけれど、あっさりしていて飽きのこないおいしさです。誌面ではこのほかにも、夏に家族そろって楽しみたい様々な寿司のバリエーションを掲載しています。他にも、夏野菜たっぷりの暑い時季にぴったりの魅力的なレシピが勢ぞろい。ぜひ書店でお手に取ってみてください。
★ 基本の酢飯 | (2合分) |
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・ 米 | 2合 |
・ 昆布 | 長さ6~8㎝ |
・ 酢 | 1/4カップ |
・ 砂糖 | 大さじ1・1/2 |
・ 塩 | 小さじ1 |
あじの干物 | 2枚 |
生姜 | 30g |
青じそ | 10枚 |
あさつき | 50g |
みょうが | 2個 |
焼き海苔 | 2枚 |
白煎り胡麻 | 大さじ4 |
基本の酢飯のつくる(2合分)。米は研いでザルに上げ、炊飯器に入れて2の目盛りまで水を入れ、昆布を入れて炊く。
酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて合わせ酢をつくる。
ご飯が炊き上がったら昆布を外し、水で湿らせた飯台に一気に移し、合わせ酢を回し入れる。
しゃもじでほぐすように混ぜ、うちわで冷ましながら切るように混ぜ、ツヤをだす。
使うまで、水でぬらしてかたく絞った手拭いや布巾をかけておく。これで乾燥が防げる。
あじの干物はグリルまたは焼き網で焼き、粗熱が取れたら頭、皮のかたいところ、骨を取り除き、食べやすい大きさにほぐす。
生姜と青じそはせん切りにする。あさつきとみょうがは小口切りにする。焼き海苔は細かくちぎる。
酢飯にちぎった海苔と白煎り胡麻を加えてさっくりと混ぜ、6と7の香味野菜の各半量を入れて混ぜ合わせる。器に盛り、残りの具材を散らす。
料理研究家のアシスタントを経て独立し、雑誌やテレビ等で活躍中。身近な食材を使った再現性の高いレシピに定評がある。旅行好きで韓国、台湾など旅先で出合った味をアレンジしたレシピも得意。『遅夜スープ』『漬けておくだけで、おいしい一品 漬けものレシピ』など著書多数。
文・松原京子、撮影・木村 拓、長野陽一(プロフィール写真)