一羽まるごと揚げちゃう鶏からレシピ
しっとりふんわり"白身から揚げ"

しっとりふんわり"白身から揚げ"

鶏のから揚げというともも肉のイメージが強いですが、むね肉とささみ肉の淡白な味わいも、鶏肉の大きな魅力です。パサつきがちな部位ですが、しっとり柔らか食感に仕上げるレシピをご紹介します。

パサつかない”柔らかから揚げ”

もも肉のジューシーな味わいも魅力的だが、むねとささみはもも肉にはないさっぱりとした美味しさが味わえる。むねとささみは白い筋肉の身質で、味わいは上品で淡白。上手に火を通せば、しっとりと柔らかな食感を楽しめるが、加熱しすぎるとパサパサになるので注意が必要。 高温でサッと火を通すのがコツだ。

鶏イラスト
一羽まるごと使った鶏からレシピ。今回はヘルシーなむねとささみ肉を使ったから揚げを紹介します。

白身から揚げのつくり方

白身から揚げ

材料材料 (つくりやすい分量)

むね肉1枚
ささみ2本
薄力粉適量
揚げ油適量
★ 下味
・ 卵1/2個
・ 醤油小さじ1
・ オイスターソース小さじ1
・ 粉唐辛子少々

1カットする

むね肉は縦半分に切り、肉の繊維を断つように斜め細切りにする。ささみは、硬い筋があれば取り、むね肉同様、繊維を断つように斜め細切りにする。

カットする

2下味をつける

ボウルに1を入れ、下味の材料を加えて手で混ぜ合わせる。そのまま10分置く。

3揚げる

粉をまぶして揚げる。むね肉、ささみは火の通りが早いので、高い温度で手早く揚げる。油に入れてすぐ、ブワーッと泡が出るくらいが目安。

4完成

鶏肉の中心まで温まると、比重が軽くなって浮き上がってくる。ここが揚げ上がりのタイミング。引き上げてキッチンペーパーの上などで油をきり、器に盛る。揚げ色は薄くてもOK。

完成

教える人

瀬尾幸子

瀬尾幸子さん 料理家

酒呑みのバイブル『おつまみ横丁』(池田書店)の著者である料理研究家。シンプルなレシピから繰り出されるミラクル。騙されたと思ってつくってみてください。

文:鹿野真砂美 写真:土居麻紀子

※この記事の内容はdancyu2014年3月号に掲載したものです。