ラテンの国々を渡り歩いた太田哲雄シェフに、レモンの香りと酸味を存分に楽しめるペルーの伝統的料理「セビーチェ」を習いました。
体がシャキンとする爽快な味。底の汁は魚介だしとレモンが合わさった旨味汁。ペルーでは“虎のミルク“と呼ばれ、人気者。
白身魚 | 300g(鯛や平目) |
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車海老 | 4尾(有頭) |
タコの足 | 1本(吸盤をむく) |
レモン | 2枚(輪切り) |
セロリ | 1本 |
赤玉ねぎ | 3/4個 |
ジャンボとうもろこし※ | 1/2本 |
国産レモン | 1・1/2個 |
生姜 | 少々(すりおろす) |
パクチーの葉 | 好みの量(粗く刻む) |
塩 | 適量 |
※ペルーのとうもろこし。ホクホクとした食感と甘味があり、セビーチェでは定番の食材。ネット通販などで購入可能。
車海老とタコは塩少々を入れた熱湯でサッとゆでてザルに上げ、レモンの輪切りを入れた氷水に1~2時間つける。ジャンボとうもろこしはレモン1/2個を入れた熱湯でゆでてそのまま冷まし、1cm幅の輪切りにする。
セロリは筋を除き、小口から薄切りにする。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにして水に10分ほどさらし、ザルに上げて水気をきる。
白身魚は1cm角に切る。タコはそぎ切りにし、表面に軽く斜めに切り目を入れる。ともにボウルに入れ、塩ひとつまみを加えて混ぜ合わせる。
レモン1個を半分に切る。中央に人差し指と中指を差し込んでレモンを回しながら指を旋回させ、3のボウルに果汁を搾る。
車海老は頭を残して殻をむく。3のボウルに車海老と2、生姜を加え、魚が白くなるまで混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく。器に彩りよく盛り、とうもろこしとパクチーを飾る。
長野県軽井沢にある「ラ カーサ ディ テツオ オオタ」オーナーシェフ。長野県白馬村に生まれ、19歳で渡伊。スペイン、ペルーの計3ヶ国で10年を過ごし、2015年に帰国。星付きレストランから、ミラノマダムのプライベートシェフ、ピッツェリア勤務まで幅広い経験を持つ。
文:柴田香織 写真:邑口京一郎
※この記事の内容はdancyu2019年4月号に掲載したものです。