秋の夜長の晩酌に何を添えますか?旬のきのこを使うなら、ぜひお勧めしたいのがこのフリット。材料も手順もシンプルですがビール入りの衣がサクサク。料理に使ったビールの残りを片手に、アツアツを召し上がれ!
実りの秋。新米を筆頭に、野菜やきのこ、じゃがいもや里芋、栗などの木の実、そして梨や柿、ぶどうやイチジクなどのフルーツに至るまで次から次へと、旬のものが出回ります。
好評発売中のプレジデントムック「四季dancyu 秋の台所。」は、この魅惑の食材をたっぷり使った秋のレシピ集。青山有紀さん、大庭英子さん、ウー・ウェンさん、コウケンテツさんといった人気の料理研究家や「ル・マンジュ・トゥー」「銀座ウエスト」など名店のシェフが考案した料理のつくり方を紹介しています。
今回「四季dancyu秋の台所。」の誌面からご紹介する一品は、料理家・植松良枝さんのレシピ。舞茸を使ったフリットです。きのこは年中手に入りますが、やはり一番の旬は秋。旬のものを食べることは、体にとっても自然なこと。たっぷり食べて体の調子も整えましょう。さあでは、ビールをご用意いただき(ただし出しっ放しにしてぬるいのはNG!)、調理を始めましょう。
舞茸 | 1パック |
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小麦粉 | 適量 |
片栗粉 | 1/2カップ |
ビール | 2/3カップ(冷たいもの) |
揚げ油 | 適量 |
塩 | 少々 |
舞茸は食べやすい大きさに手で裂き、小麦粉適量を薄くまぶしつけておく。
大きめのボウルに小麦粉1/2カップと片栗粉を入れ、泡立て器で粉同士をなじませたら、そこにビールを少しずつ注いでさっくりと混ぜ合わせる。衣ができたらすぐに揚げることがサクサクに仕上げる秘訣。
舞茸を衣にくぐらせ、170℃の揚げ油に入れてカリッと揚げて、皿に盛って塩をつけていただく。
料理研究家。季節の移ろいを愛してやまない料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。料理だけではなく毎日の生活にも季節の彩りを添え、暦や月の満ち欠けも生活の節目として大切に考える。1歳半を迎える子供の離乳食にも季節を写すことを忘れず、家族で季節ごとの喜びを分かち合っている。
写真:野口健志