カラリとした揚げ物がうれしい季節です。でも、たくさんの油を使ったり、長い時間火の前に立ったりするのは少しめんどう。「レアでおいしい具を、風味よくさっと揚げた春巻きはお薦め」と話す「中国料理 美虎(みゆ)」の五十嵐美幸シェフに、少ない油ですぐ揚がる!お子さんも大好きな春巻きレシピを教わりました。
春巻きがべたっとしてしまう原因は、皮が揚げ油を吸い過ぎてしまうから。
揚げ始めてしばらくは、素材から余計な水分が抜けていく(揚げ油に出ていく)段階。その後、皮の中で素材は蒸し焼き状態になりますから、このタイミングで油の温度を上げるとカラリと仕上がります。ポイントは揚げ油。「純正ごま油」を使えば、ごま油の香ばしい香りが皮に風味を添え、カラリと仕上がりますよ。
さらに「揚げ油も調味料の一つです」と五十嵐シェフ。油っぽさなし!揚げ時間たった3分の春巻きマジックをぜひ。
サーモン | 1サク(約120g)(刺身用) |
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ズッキーニ | 1/2本 |
マヨネーズ | 大さじ3 |
カレー粉 | 小さじ1 |
春巻きの皮 | 4枚 |
「純正ごま油」 | 適量(400g目安) |
★ 小麦粉のり | |
・ 薄力粉 | 大さじ1 |
・ 水 | 大さじ1 |
クレソン | 適宜 |
ズッキーニ1/2本は長さ4cmの厚めの細切りに、サーモン刺身用1サクは約1cm角の棒状に切る。
ボウルにマヨネーズ大さじ3とカレー粉小さじ1を入れ、よく混ぜる。
次に1の具を加え、まんべんなく和える。
春巻きの巻き方は、「最初はキュッ、後はふんわり」がコツ。以下、巻き方を徹底解説。
フライパンに「純正ごま油」を注ぎ、中火にかける。油の量は、鍋底から深さ1.5cm程度(直径26cmのフライパンで400g目安)、春巻きが3分の2くらいまで隠れる油量でOK。油が100度くらいに温まったら、3の春巻きを入れる。
揚げ初めは、写真右のような大きな泡が出るはず。この泡の変化に注目!
中火のまま、春巻きを転がすようにしながら揚げていく(写真左)。油の温度は上がり、大きかった泡は徐々に小さくなり、やがて微細になる頃には綺麗なきつね色になっているはず(写真右)。これで完成!
揚げ時間、約3分。中はレアぐらいがサーモンの甘味とズッキーニの食感が楽しめて食べ頃。盛りつけで添える野菜は、クレソンがお薦め。
中国料理 美虎(みゆ)
東京都渋谷区西原2‐36‐22 1階
お問い合わせ TEL.03‐6416‐8133
写真:牧田健太郎