dancyu本誌から
dancyu1月号「町の鮨。」絶賛発売中!

dancyu1月号「町の鮨。」絶賛発売中!

今年のdancyu鮨特集は、満を持しての町の鮨特集です。 難しいうんちくは抜き!ちょっとつまんで、さくっと握り。気軽に飲み食い、うれしいですよね。思い立ったらすぐに行けて、気負わず楽しく、財布に優しい。そんな三拍子揃い踏みの町の鮨屋をご紹介します。

カウンターのしあわせ

表紙
p20+21
p48
p72+p73
dancyu2020年1月号
こんばんは。一人ですけど、入れますか?お、カウンター、空いてますね。お願いします。ちょっとつまんでから握りで。美味しそうなのが並んでいますね。今日はなにがいいですか?……なるほど。この鯖も旨そうですね。少し切ってください。ああ、旨い。なんだかほっとします。
そうですね、一年は早いですね。今年はやっぱりラグビーでしょう。あ、オヤジさんも“にわか”ですか?実は僕もそうなんですけどね。
そろそろ握りにします。なににしようかな。まずは小肌とイカお願いします。ん、美味しい。あとは、赤身と鯖と……これは鮪の中落ちですか?違う、中トロのハガシ?中トロの間に入っている筋から身をはがしたもの?へぇ、手間がかかっているんですね。それもお願いします……。おお、旨い!同じ鮪でも季節や部位によって味わいが全く違うから楽しい。そもそも魚を切ったり、握ったりしている様子を見ているのは楽しいですね。見ているだけで酒飲めます。
さて、締めは巻物でお願いします。これも迷うんですよね。かんぴょうにわさびをたっぷり入れてもらうか、あるいはさっぱり系でいくか……。え?小肌とガリを細切りにして巻いたものも旨い?それにします!ああ、いいですね―。

やはり、鮨屋のカウンターは楽しいですね。

dancyu編集長 植野広生
dancyu2020年1月号
dancyu2020年1月号
第一特集:町の鮨。
第二特集:みそ汁パラダイス

A4変型判(176頁)
2019年12月6日発売/ 900円(税込)

写真:キッチンミノル、吉田篤史