
老舗和菓子店「とらや」がつくったあん菓子をカジュアルに楽しめる「トラヤあんスタンド」。北青山と新宿に2店舗の直営カフェ兼ショップを構え、老舗ならではの上質なあんを使った和洋ジャンルレスの創作スイーツで、あん好きの舌とハートをつかんで離さない。初登場となるdancyu祭2025では、人気ツートップを誇る「あんパン」と「あんペースト」2種が会場に!「とらや」看板商品の格調高い羊羹とは趣の異なる、カジュアルで遊び心たっぷりのあんスイーツの魅力にはまってください!
「トラヤあんスタンド」は、羊羹でおなじみの老舗和菓子店「とらや」がつくった店。2003年に誕生した「とらやカフェ」と16年オープンの「トラヤカフェ・あんスタンド」を前身とし、2021年にリニューアルされた。店内のメニューには、選び抜かれた上質な素材と伝統のレシピを、日常のシーンで気軽に楽しめる味わいに落とし込んだあんの焼き菓子やパン、パフェ、氷菓、ドリンクなどの独創的なスイーツがずらり。ほぼすべてのお菓子に使っているのが、「あんペースト」だ。北海道産の小豆を原料に、熟練の職人たちが手作業で丁寧に煉り上げ、口どけのよいペーストに仕立てた2003年以来のロングセラー。
「あんがもっと生活の一部に溶け込んでほしい思いを形にした商品。ご家庭でもいろいろな使い方にアレンジしていただきやすいよう、寒天を加えて、なめかな食感に仕上げています」(事業部・林若菜さん)
「あんペースト」は通年商品のほかに季節限定フレーバーをリリース。今回の祭には、定番の“こしあん”と、シーズナル版の中でも特に人気の高い“いちご”の2種類が会場に並ぶ。ベースのこしあんに“あまおう”のピュレをたっぷり練り込んだ“いちご”は、あんの和風味とともにフレッシュな“いちご感”も満載で、絶妙なミックス感がやみつき必至。4月下旬には販売終了となるアイテムだけに、見つけたら忘れずにゲットしたい。
あんペーストの“こしあん”を使ったもうひとつの定番が、これもカフェで絶大な人気を誇る「あんパン」だ。こしあんの優しい甘味と相性のよいミルクパンを選定。皮が香ばしく、生地はふかふかと柔らか。祭メニューの食べ歩きで満腹になった後も、別腹に余裕で収まってくれそうな軽やかさがうれしい。
文:堀越典子 撮影:海老原俊之