dancyu祭2025
dancyu祭2025は、過去一番の盛り上がり!

dancyu祭2025は、過去一番の盛り上がり!

4月12日・13日の2日間にわたって開催された「dancyu祭2025」。11回目となる今年は、来場者は延べ2万5797人と、過去最多の盛り上がり!「食いしん坊と楽しもう!」を合言葉に、食をめぐる出会いと歓喜渦巻く2日間の様子をレポートします。

大賑わいの三角広場!

祭の様子
祭の様子
祭の様子

10時きっかりの開場を合図に、スマホや祭マップを握ってブースに急ぐ人、人、人!会場の新宿住友ビル三角広場は空前の賑わいを見せた。

毎年欠かさず、しかも2日連続で通う熱心なリピーターも多かった。過去の祭で知り合った人同士がLINEでつながり、「ここで毎年再会するのが、もはや恒例行事」と笑顔のグループまで!

祭の様子
祭の様子
祭の様子

今年の祭メニューでは、仲間や家族とシェアして楽しめる肉、お酒、スイーツのジャンルがぐんと充実!その一部をご紹介します。

名シェフ自ら提供する美味の競演!

「慈華~itsuka~」の麻婆豆腐

「慈華~itsuka~」の麻婆豆腐
「慈華~itsuka~」の麻婆豆腐

繊細な仕立ての四川名菜に定評のある東京・南青山の名店「慈華」。3年連続の参加となる今年は満を持してスペシャリテの麻婆豆腐が登場!豆腐にしみた深い旨味とキレのある麻辣味に「さすが!」の声が渦巻いた。

「公邸料理人」Wシェフによる珠玉の二皿

公邸料理人
公邸料理人

海外の在外公館で腕を振るった元公邸料理人のシェフ2名が、スペシャリテを披露。1日目は、公邸会食時に何度もリクエストされたという牛肉の赤ワイン煮。2日目は、甘鯛の焼き物に洋のエッセンスを加えた創作和食。「ここでしか食べられない!」と感嘆の声しきり。

「銀座おのでら」のちらし寿司

「銀座おのでら」のちらし寿司
「銀座おのでら」のちらし寿司

東銀座「鮨 銀座おのでら 総本店」の江戸前ばらちらしは、錦絵のような艶やかさ!ふっくらした煮穴子、柔らかな煮ダコ、絶妙に火入れした車海老など「ネタの一つ一つが最高」と目を細めて頬張る女性も。

「Wakiya」のクリスピー手羽揚げ

「Wakiya」の手羽揚げと焼きそば
「Wakiya」の手羽揚げと焼きそば

中華の巨匠・脇屋友詞シェフは、マルホン胡麻油を駆使した2品を披露。伊達鶏のスパイシー揚げは、中国料理のエビ味噌“蝦醤(シャージャン)”を衣に混ぜ込むことで、ジューシーで奥深い味わいに。「ボリューミーなのに、後口は軽やか。鶏手羽の皮の部分、肉、軟骨などいろんな味わいが楽しめますよ」とシェフ。

「トゥトゥ byリ・カーリカ」のフォカッチャサンド

「トゥトゥ byリ・カーリカ」のフォカッチャサンド
「トゥトゥ byリ・カーリカ」のフォカッチャサンド

学芸大学の人気イタリア料理店「リ・カーリカ」の堤亮輔シェフが今年も祭に参戦。自慢のスライサーを会場に持ち込み、2日間、生ハムやサラミ、モルタデッラを切って、切って、切りまくり!切り立てふわふわの美味しさをサンドした自家製フォカッチャは、全種制覇する強者も。

「ラ・カーサ・ディ・テツオ オオタ」のアマゾンカカオ三昧!

ラ・カーサ・ディ・テツオ オオタ
ラ・カーサ・ディ・テツオ オオタ

毎年アマゾンカカオ料理を披露してくれる「ラ・カーサ・ディ・テツオ オオタ」オーナーシェフ・太田哲雄さん。ブースには開場直後から行列が!エルビスサンド(写真)は、クーベルチュールチョコレートとアマゾンカカオがたっぷりと潜んだパンの上に、イタリア産のベーコン、ベーコンの油でソテーしたバナナをのせた渾身の新作。

「IMADEYA」ブースには日本酒の蔵元さんも登場

IMADEYA
IMADEYA

日本酒ファンが聖地と仰ぐ酒のセレクトショップ「IMADEYA」が祭の会場に初出陣。新進気鋭からベテランまで、26蔵の注目の日本酒が並んだ。初日には出品銘柄の一つ「孝の司」の蔵元・柴田佑紀さん(写真中央)が駆けつけ、自慢のお酒を自らサーブ。

「東武鉄道 GOEN CAFÉ SPACIA X」のオリジナルビール

「東武鉄道 GOEN CAFÉ SPACIA X」のオリジナルビール
「東武鉄道 GOEN CAFÉ SPACIA X」のオリジナルビール

浅草と日光エリアを結ぶ「スペーシア X」の車内カフェが祭に登場、オリジナルビールを販売した。杉の香りが清々しい「Cedar X PA」は、東武鉄道×dancyu×コエドブルワリーの三社コラボで話題沸騰!

ご来場、ありがとうございました!

また来年もお会いできること、心より楽しみにしています!

文:上島寿子/堀越典子 写真:伊藤菜々子/海老原俊之

上島 寿子

上島 寿子 (文筆家)

東京生まれで、銀座の泰明小学校出身。実家がビフテキ屋だったため、幼少期から食い意地は人一倍。洋酒メーカー、週刊誌の記者を経て、フリーに。dancyuをはじめ雑誌を中心に執筆しています。

堀越 典子

堀越 典子 (ライター)

千葉県出身。武蔵野音楽大学卒業後、ピアノ講師→音楽系出版社→編集制作会社勤務を経て独立。気がつけば、もっぱら酒食部門担当のライターに。dancyuをはじめ雑誌、PR誌、WEB媒体に食・酒・旅まわりの取材記事を寄稿。大好物はスペイン。サンティアゴ巡礼路歩きが15年来のライフワーク。