洋食の名店「目白 旬香亭」。今年の祭では、店の名物でもあるフライ2品を提供。サクッとプリッと弾けるエビフライと、クリスピーかつしっとりした食感のチキンフライは、ビールのお供に最適です。揚げたての軽やかなフライをぜひ味わってください!
老若男女に愛される洋食店「目白 旬香亭」。店を訪れてまず驚くのは、メニューの豊富さだ。名物のフライは、祭で登場するエビフライとチキンフライを含め、実に10種以上。ハンバーグ、ステーキ、グラタンにカツサンド。酒のつまみにしたい前菜も揃い踏み。あれこれ食べたい食いしん坊の欲を満たしてくれる“ちょこっとカレーソース”なんてメニューもあるし、自家製シロップのかき氷はなんと10種近くもオンリスト。
「好きなものを自由に組み合わせて大人のファミリーレストランのような感覚で楽しんでいただきたい。そう考えたら、自然とメニューが増えてしまいました」と、シェフの古賀達彦さんはこともなげに笑う。
が、洋食に欠かせないブイヨンやベシャメルソースづくりをはじめ、下ごしらえには徹底的に手間と時間をかける。そうして出来上がった料理は盛りつけも美しく、すべてにおいてハイレベルなのだ。じっくり煮込んだビーフシチューは芳醇な香りに包まれ、ポテトコロッケは驚くほどクリーミー。自家製オニオンドレッシングで味わう、つけ合わせのキャベツのせん切りまでふんわりと瑞々しい。
場所は目白駅近くに建つ商業ビルの2階。気軽に寛げる店ながら、ほんの少し、背筋を伸ばして味わいたくなる。
そんな素晴らしい洋食店を営む古賀さんは現在、本誌の巻末連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」にて、洋食づくりの指南役も務めている。
祭に出すエビフライとチキンフライは、丸山さんが古賀シェフに習って、食べて、感動したフライでもある。そのおいしさを、皆さんも会場でぜひ体験してみてください。
※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。
文:安井洋子 撮影:伊藤菜々子