「浅草花やしきプロセッコナイト」を開催しました！

遊園地、海苔弁、プロセッコ、そしてジャズ。

これまでのdancyu食いしん坊倶楽部のリアルイベントの中でも、特に異色（！？）な組み合わせの企画。8月7日に開園170周年を迎えた日本最古の遊園地、浅草「花やしき」を借り切り、フレッシュ＆フルーティなイタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」を飲みつつ、素晴らしい魚と魚介料理を扱う「根津松本」の海苔弁当を食べよう！というもの。さらにさらに、会場では、国内外で活躍されているサックスプレイヤー田中邦和さんとアコーディオン奏者の佐藤芳明さんのライブも開催。プロセッコ、海苔弁、そしてジャズがまさかまさかの遊園地で邂逅するという、誰も想像していなかったであろう前代未聞のイベントなのです。

開場は夜の18:45。気温は30℃。受付の30分前には120mほどの長蛇の列が生まれ、「夏の終わりのプロセッコナイト、楽しみにしてました！」「晴れてよかった〜！」「海苔弁楽しみです」と、抽選に当たった170名の倶楽部メンバーの皆さん意気揚々。いざ中に入ると、会場に目を輝かせながら、「小学校の頃、よく両親とよく来ていたので懐かしいです」「中学校のとき、初めての彼氏と行ったデートが花やしきだったんですよ。もう30年前！いやぁ感慨深い。歴史を感じますね」と、それぞれ記憶の断片に思いを馳せながら、ローラーコースターのレトロな文字や、発祥の地でもあるパンダカーにスマホを向けていました。

「みなさん、プロセッコナイトへようこそ！dancyu食いしん坊倶楽部、部長の植野です。もう間もなく、19時になったら一斉にライトアップされますので、カウントダウンしましょう！そこからアトラクションは乗り放題です。日本最古のローラーコースターは、1953年にできてから今年で70年だそうですよ〜。すごいですよね。私、植野は、パンダカーで会場をぐるぐる回っている予定です。それでは、10秒前。5、4、3、2、1、プロセッコナイト、スタートです！」という植野の掛け声に合わせて、浅草の夜が一瞬にしてキラキラと輝き、園内は歓声とシャッター音に包まれました。

アトラクションで一番人気だったのは、やはり「ローラーコースター」。グルグルと回りながらスライドする「ディスク・オー」や、空飛ぶ海賊船に乗って優雅に園内を周遊できる「スカイシップ」、西洋風お化け屋敷の「スリラーカー」はリピーター続出。「花やしきは、遊園地の原体験。いくつになっても、子供の頃のようにはしゃいでしまいます」とは倶楽部メンバー。大人になってからの花やしきは味わいの深みが違いますね。

ひと遊びしたら、お待ちかねのプロセッコタイム。特設会場には、21種類のプロセッコがずらりと並び、倶楽部メンバーをお出迎えしました。

「あらためまして、部長の植野です。今回ご参加いただいたメンバーの数は170名。お暑い中ありがとうございます。皆さん、見たことありますか！？プロセッコ、白とロゼ、合わせて21種類。飲み放題です。今回は、プロセッコDOC保護協会にご協力いただきました。21種類あるからといって、21種類全部飲まなきゃ帰れませんということではないので！それは自分の実力と、体調と相談しながら無理せず飲んでください。目の前にある袋の中に入っているのは『根津松本』の海苔弁当です。ぜひ、プロセッコと和食の組み合わせを楽しんでいただけたらと思います。また花やしきに常設されている売店『KIKI』も特別に通常営業していただいています。ここの焼きそばが本当に美味しいんですよ。山椒と唐辛子を混ぜ合わせた、和歌山の『うおくに商店』の二味を持ってきたので、もしよろしければ、かけて食べてみてください。それではみなさん、グラスの準備はいいですか？本日はお越しいただきありがとうございました。乾杯！！」

乾杯したらすぐに『根津松本』の海苔弁当とプロセッコをペアリング。北海道産の紅鮭、銀鱈の西京揚げ、竹輪の磯辺揚げ、山椒ちりめんに卵焼き、さっぱりした漬物。どれも最高。ここに、爽快でフルーティなプロセッコを合わせるとどうなるのか？聞くと「海苔弁当とスパークリングは合わせたことがなかったので新感覚。そもそもプロセッコは食中酒にいいですね。繊細な泡と香りが、魚の旨みを引き立てていて、米とも喧嘩しない。目から鱗でした」「焼きそばだけでなく、たこ焼きも二味をかけるとミラクルな旨さでした。ソースに山椒って相性がいいんですね」との声多数。ここからは150本近くあったプロセッコが驚くぐらいのスピードでポンポンと空いていきました。

ただ、“「知る」はおいしい。”の精神をちゃんと大事にしている倶楽部メンバー。酔って大変なことになるかと思いきや、「21種類を飲み比べると、ちょっとした香りの差異がわかって面白い」と、発泡や香り、後味の違いを楽しんでいました。「夏の夜の飲み物として、プロセッコはとても沁みますね」「白もよかったですが、より甘みや果実味を感じられるロゼが好きでした」「もうずっと飲んでいられます」。各銘柄について詳しく知りたいからと、ボトルのエチケットを撮影する人も。さすが。それにしても皆さんいい顔をしています。

ステージ上で、プロセッコナイトを盛り上げていただいたサックスプレイヤー田中邦和さんとアコーディオン奏者の佐藤芳明さん。お2人の演奏に、会場は終始うっとりと酔いしれていました。田中さんは、「スリラーカーが意外にも怖くて冷や汗出ました。冷や汗、絶叫、ときたら、プロセッコですね」とご満悦。最高な演奏、ありがとうございました！

「宴もたけなわとなってまいりました。もう間もなく閉園となりますので、最後に乾杯でお開きしましょう。夏が終わっても、これから食いしん坊倶楽部がもっと楽しめる企画をたくさん考えていきますので、ぜひ、今後とも参加お願いします。体調だけには気をつけてくださいね。それでは、食いしん坊パワーで日本を明るく、元気にしましょうー！乾杯！！」

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