東京・清澄白河にある「チーズのこえ」は、選りすぐった北海道チーズ集めたチーズ専門店だ。「北海道チーズの多くは、インパクトは穏やかだけれど、後味はだしのような旨味がある」と、店主の今野徹さん。そんな驚きの旨さを、この機会にぜひ体験してみてほしい。
東京・清澄白河に、日本初となる北海道チーズ専門店「チーズのこえ」ができたのは2015年のこと。店を立ち上げた今野さんは、北海道庁農政部、農林水産省で働いていた経験がある。チーズの背景にあるつくり手の想いや声を伝え、自身が味わってきた美味しさを多くの人に知ってもらいたいと、北海道チーズコンシェルジュとなって、店を開いたのだ。
常時50種類、年間300~400種類もの北海道チーズを店に並べている。モッツアレラやリコッタといったフレッシュチーズ、熟成したウオッシュチーズ、ブルーチーズなど、北海道で生産されているチーズは想像以上に多い。そんな中から、今野さんが「美味しい」と思えるものだけを選りすぐっている。
「インパクトは穏やかだけれど、後味はだしのような旨味のあるものが多い」と今野さん。「北海道チーズに“おいしい”というイメージを持っていないなら、それはきっと“出会っていない”だけ」とも。
ショーケースには切り立てのチーズを並べる。それが一番おいしい状態だからだ。
今回、祭で提供するチーズセットももちろん切り立て!北海道チーズの幅広さを知ることができると同時に、多くの人がまだ体験したことのない味わいが、このセットに詰め込まれている。
日本ワインはもちろん、日本酒との相性も抜群とのこと。本当においしい北海道チーズの最初の一歩を、この機会に!
※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。
文:浅妻千映子 撮影:伊藤菜々子