4月22日に開催されたdancyu Live! Talkは、dancyu祭の会場から開催された特別編。前夜祭「立ち飲みdancyu」のメイン企画として、タレント、コラムニスト、俳優として活躍されている松尾貴史さんをお迎えしました!
dancyu祭の前夜祭「立ち飲みdancyu」が食いしん坊倶楽部メンバー限定で開催されました!dancyu祭の準備が進む会場で、一足先に立ち飲みを楽しむという趣旨のこのイベント。会場では、小山薫堂さんプロデュースの崎陽軒「おにぎりシウマイ御弁当」が一人に1個が渡されたほか、4月27日にオープンする「dancyu食堂」の酒やdancyuオリジナルの日本酒(江戸開城×dancyuコラボ)も販売されるなど、食いしん坊にとってはたまらない場となりました。
18時の開場とともに、立ち飲みスタンドで早速「おにぎりシウマイ御弁当」を食べ始める人や、「dancyu食堂」の酒やつまみを求めて売店に並ぶ人など、それぞれ楽しんでいる様子。そんななか、誰よりもこの前夜祭の開催を心待ちにしていたのが、dancyu編集長で食いしん坊倶楽部部長の植野広生。場内を歩きながら、マイク片手に開会の挨拶をしました。
子どもの頃からお祭りが大好きで、祭りの前夜はワクワクしてたまらなかったという植野編集長。3年ぶりのdancyu祭の開催とあり、感慨もひとしおだったよう。「みなさんとこうして集まれることが本当に嬉しい。飲食のイベントは、主催者と参加する人が一緒になってつくるものです。お互いに食べたり飲んだりするとき以外はマスクをつけることを徹底しながら、思いきり楽しみましょう」と、前夜祭開催に寄せる思いを語りました。
19時からは俳優、タレント、ナレーター、コラムニストなど幅広い分野で活躍中の松尾貴史さんと、植野によるトークショーがスタート。その様子は「dancyu Live!トーク」としてライブ配信され、会場に集まった部員のみなさんだけでなく、全国、はたまた世界中の部員の皆さんとともに前夜祭の盛り上がりを分かち合いました。
まずは乾杯をしたのち、松尾さんに早速「dancyu食堂」の酒やつまみを試食していただきました。
豚の生姜焼きと生姜焼きのためのペールエールを飲んだ松尾さんは「生姜焼きの生姜の風味がすごくフレッシュで、ペールエールの軽やかな苦味と爽やかさが合いますね」とさすがのコメント。さらに、dancyuオリジナル日本酒・江戸開城×dancyu All Tokyoも試飲「華やかですね。味はピリッとしているけど、香りがフレッシュで華やか。どんなお料理にも合いそうな懐の広さを感じます」と気に入っていただけたようです。
一段落つき、「ところで、松尾さん流の“いいお店の見つけ方”はあるのでしょうか」と植野編集長。
「お仕事で全国各地を訪れる機会があります。初めて行く土地でどうやってお店を開拓するかというと、なるべくネットで調べないようにして、自分の勘を頼りにいいお店を探して歩きまわるんです。良さそうなお店を見つけたらしばらくそのお店の前に立って、お客さんが出たり入ったりするタイミングで扉越しに店内を確認します。年配の男性が一人で飲んでいるのが見えたりすると、自分も入りますね。
なぜそれが決め手になるかと言うと、年配の男性はそこそこ口が肥えている場合が多く、そういう人が一人で飲んでいるお店はたいてい料理の味がいい。ほぼ100%の確率で、はずさないですよ」
これには植野も同意見。「お客さんの顔を見るのは大事ですね。帰っていく人が楽しそうな顔をしているお店は、間違いありません。料理や酒の味がよくても、気のはるお店だと出た瞬間に疲れが出るんですよね。はぁ、とため息まで出てしまうことはある。不思議なもので、店を出る瞬間にすべてが顔に出るんです」
「生姜焼きのためのペールエール」やdancyuオリジナル日本酒を飲んで二人がどんどん饒舌になるなか、トークショーの終了の時刻に。ライブ配信終了後、会場に集まった部員のみなさんへの特典として、松尾さんへの質疑応答の場が設けられました。
カレー好きとして知られ、dancyuWEBで連載「松尾貴史のカレードスコープ」も執筆している松尾さんに是非とも聞きたいのが、カレーの話。「好きなカレーの具は?」という質問には「タケノコの水煮が好きです。煮崩れなくて、いつまでもシャキシャキして美味しいですよ。あとは大根。火が通るまでに時間がかかるけれど、味が染み込んですごく美味しいんですよねぇ。豆腐もオススメです」と、意外性のある具材を教えてくださいました。
盛況のうちに幕を閉じたdancyu祭の前夜祭。来年はどのような形での開催となるのでしょうか。今年よりもさらに美味しく、楽しいイベントになりますように!
文:吉田彩乃 撮影:よねくらりょう