dancyu食いしん坊倶楽部の新年会第2弾は、自宅で本格的なライブが楽しめる、食と音楽の新年会です!イベントの様子をご覧あれ。
「食いしん坊パワーで、食文化と音楽を守ろう!」を合言葉に、1月15日、食いしん坊倶楽部「新年会」第2弾をオンラインで開催した。今回は南青山のジャズクラブ「ブルーノート東京」を運営するブルーノート・グループとのコラボレーション企画。ブルーノート東京系列店の「Cafe, Dining & Bar 104.5」(東京・御茶ノ水)を会場に、バンド“BLACK VELVETS”の生演奏をライブ配信した。さらに、参加者には事前にブルーノート特製「dancyu New Year PARTY BOX」をお届け。食いしん坊倶楽部の部員が旭川や仙台、静岡など全国のさまざまな場所からオンライン上で集まり、美味しいPARTY BOXと1年の始まりにふさわしい軽快な音楽を愉しんだ。
乾杯後、まずはブルーノートの長澤宜久シニアシェフよりPARTY BOXの内容を紹介。山椒のジャークチキンや牛蒡のトリュフ風味など18種のおつまみは、どれもお酒がすすむ味。なかでも特に好評だったのは、このイベントのためにレシピを考案してもらった「クリームチーズと干し柿のブーダン」。ふんわりとした食感で口溶けのいいクリームチーズに、ぎゅっと煮詰めた干し柿の濃厚な味わいが口の中で一体となる一品だ。長澤シェフによれば「ソーヴィビヨン・ブランとのペアリングがおすすめ」とのこと。参加者と音声をつないだ質問コーナーでは「このブーダンのレシピは?」と聴いた人も出たほど、このブーダンが話題になった(長澤シェフからレシピの紹介もあったけれど、これは参加者だけのヒミツ!)
お料理の紹介が終わると、いよいよBLACK VELVETSのライブへ。演奏したのは、「Days of Wine and Roses(酒とバラの日々)」などお酒にちなんだ7曲。素敵な音楽でさらに気分が良くなり、参加者の皆さんもどんどんお酒がすすんでいる様子。場所は離れていても、同じ食べ物を味わい、音楽を聴いて過ごすと不思議と一体感が生まれてくるもの。参加者全員が自由に書き込めるコメント欄では、「みなさんはparty boxにどんなお酒を合わせましたか?私はワインを飲んでいます」などのやりとりも見られた。
最後は、ハズレなしの「食いしん坊くじ」抽選会。参加者全員に、dancyu食いしん坊倶楽部オリジナルエプロン、高知の地酒と酒肴セット、宇都宮餃子セット、図書カード、食いしん坊倶楽部部長・植野広生プロデュースの「食事会」招待券のいずれかがあたった(「食事会」招待券が当選した3名には、後日個別に連絡し、ご都合の良い場所まで部長がうかがってお食事にご招待します!)。
いま、外食の機会が減るなど、食文化が変わりつつある。同様に、音楽家が演奏する機会が減るなど、音楽活動も変化を余儀なくされている。これらの文化の変化を、なんとか楽しく、前向きな方向に動かしていけないだろうか。そんな趣旨から生まれたのが、今回の企画。「行動に制限がかかっているこの時期を食や音楽にきちんと向き合える時間ととらえて、美味しい妄想を膨らませましょう」というのが、食いしん坊倶楽部部長・植野の思いだ。今後も食いしん坊倶楽部では、参加者一人ひとりが愉しみながら日本を笑顔にしていくイベントを企画していくので、皆さんのご参加をお待ちしています!
文:吉田彩乃 写真:富貴塚悠太