小山薫堂さんが発起人となり、dancyu食いしん坊倶楽部の中に設立された「一食入魂部」。一食入魂の精神で食と向き合う同志が集まり、美味しい妄想を形にしていきます。活動第1弾は、部員と一緒にたい焼きを飴にするプロジェクトです。
小山薫堂さんが復活させた熊本・天草にある「まるきん製菓」のたい焼きを飴にするプロジェクトが、一食入魂部でスタートしました。
まるきん製菓のたい焼きは、何といっても丸い形が特徴的です。その丸い形を活かして「たい焼きの飴」をつくれば、今までにない飴ができるのではないか……そんな「美味しい妄想」を、小山さんが一食入魂部の部員たちと実現します。
開発は、ユニークな商品開発で知られる味覚糖さんにご協力いただくことに。さすがの味覚糖さんも、たい焼きを飴にするのは初めてということで、開発は手探りで始まりました。
「皮」の役割を果たす外側の飴で、どう香ばしさを表現するか。「まるきん製菓」の味わいに近づけるため、中の小豆に塩やお茶をどのように配合するか。「一食入魂の精神で食と向き合う」という活動理念のとおり、納得がいくまで試作・試食が繰り返されました。
味覚糖・開発担当の佐藤さんによれば、飴をつくるにあたって一番大切にしたのは「まるきん製菓」のたい焼きを再現すること。皮の香ばしさ、餡子の味わいといった課題と向き合って味を磨き上げ、2種類の試作品が完成しました。
この2種類を一食入魂部の部員に試食してもらい、味の決選投票を行います!選ばれた味が、「まるきん製菓たい焼きキャンディ」として発売されます。
投票には50名の部員が参加しました。投票の模様は明日から、dancyu公式Twitterでご紹介します!毎日1票ずつ、イラストとともにご紹介しますので楽しみにお待ちください。
写真:木村心保(たい焼き)、味覚糖株式会社(たい焼きキャンディ)
イラスト:まちまち。