じゃがいも殿堂レシピ
【スパじゃがつまみSESSION⑤】貝の旨味とスパイスの風味を纏った「アサリとじゃがいもの酒蒸し」

【スパじゃがつまみSESSION⑤】貝の旨味とスパイスの風味を纏った「アサリとじゃがいもの酒蒸し」

貝から出る旨味とスパイスの風味を纏ったじゃがいもが抜群! 発売中の「dancyu」秋号では、スパイス使いに定評のあるシェフ二人が、スパイスの風味が効いたじゃがいもつまみを考案する企画を展開しています。今回は「アサリとじゃがいもの酒蒸し」をお届けします。

dancyu 2026年秋号「じゃがいも殿堂レシピ」特集では、スーパーで手に入るスパイスを使って、家飲みで気軽につくれるじゃがいも酒肴メニューを、西荻窪「ビストロシノワ YASMIN」オーナーシェフ・佐藤恭生さんと富ヶ谷「Sakeria 酒坊主」店主・前田朋さんが考案していく、「スパじゃがつまみSESSION」という企画を誌面で展開しています。スパイス使いに定評のあるシェフ二人の柔軟な発想から生まれた“スパじゃがつまみ”の数々をdancyuWEBでも紹介していきます。

今回は、「Sakeria 酒坊主」店主・前田朋さんが考案した「アサリとじゃがいもの酒蒸し」を教えてもらいましょう。

「アサリの酒蒸しは汁も旨いでしょ? それをじゃがいもに吸わせます。貝から出るだしにきのこの旨味とレモンの酸味、さらにスパイスの香りが加わると合わせる酒は広がる。ハイボールや、熟成させた日本酒の燗酒も合いますよ!」(前田さん)

「アサリとじゃがいもの酒蒸し」のつくり方

材料材料 (1人分)

じゃがいも1個(150g)
アサリ1パック(約200g)
舞茸70g
レモン1/4個
にんにく10g(みじん切り)
八角1個
カルダモン3粒
酒15ml
塩少々
米油小さじ1

1野菜を切って炒める

じゃがいもは皮をむき乱切りに、舞茸は小房に分ける。鍋に油を熱し、じゃがいも、舞茸、にんにく、八角、カルダモンを中火で炒める。

2アサリを加えて蒸し煮にする

①に砂抜きしたアサリと酒を加えて蓋をして蒸し煮にする。貝は殻が開いたら取り出す。水45mlを加えてじゃがいもに火が通るまで煮る。味が足りない場合は塩を加えて調整する。貝を鍋に戻してレモンを搾り、さっと混ぜて皿に移す。

アサリを加えて蒸し煮にする
完成
八角とカルダモンの甘い香りとレモンの酸味で、定番のアサリの酒蒸しがガラリと変身。じゃがいもはすべての具材の旨味と風味を纏っておいしいとこ取り!

教える人

前田 朋 富ヶ谷「Sakeria 酒坊主」店主

前田 朋 富ヶ谷「Sakeria 酒坊主」店主

吉祥寺「にほん酒や」をはじめ都内の居酒屋で修業を重ねた後に独立。2013年「Sakeria 酒坊主」を開店した。独創的なスパイス酒肴を中心に、日本酒の自由な楽しみ方を提案している。共同主宰する燗酒イベント「ONDO」を不定期で開催している。

26年秋号「じゃがいも殿堂レシピ」
26年秋号「じゃがいも殿堂レシピ」
ホクホク、シャキシャキ、サクッ、とろ~り。切り方や調理法でガラリと食感が変わり、食いしん坊を惹きつけてやまない、定番野菜の絶対的王者。それがじゃがいも! 圧倒的な旨さに食卓がどよめく、殿堂入りの68レシピをお届けします。

文:宮内 健 写真:衛藤キヨコ

宮内 健

宮内 健 (編集者、ライター)

1971年、東京生まれ。音楽誌『bounce』『ramblin'』編集長を歴任し、フリーランスの音楽ライター、編集者として長らく活動している。2010年以降「食」や「酒」に関してもテリトリーを広げ、2018年から2024年まで『dancyu』編集部に在籍。数々の特集記事の企画編集や執筆を手掛けた。