平野由希子さんの酒を美味しくする季節のおつまみ
フレッシュな辛味がたまらない"葉生姜の牛肉巻き"

フレッシュな辛味がたまらない"葉生姜の牛肉巻き"

生姜の爽やかな香りと、ピリッと痺れる辛さがクラフトジンと相性抜群です。おなじみのハイボールにレモンサワー、そして人気急上昇中のクラフトジンの炭酸割り。夏のシュワシュワは飲み口も軽く、スカッと暑さを吹き飛ばしてくれます。そんなお酒のつまみになる、夏仕様のシンプルにつくれるレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。

葉生姜の牛肉巻きのつくり方

谷中生姜とも呼ばれる葉生姜は、生姜を葉付きのまま若採りしたもので夏が旬。甘酢漬けやつけ味噌が定番ですが、焼いて食べるのもお薦めです。

材料材料 (2人分)

葉生姜6本
牛肉150g(切り落とし)
★ たれ混ぜ合わせる
・ ナンプラー大さじ1
・ みりん大さじ1
・ 酒大さじ1
・ 砂糖小さじ1

1葉生姜の下準備

葉生姜は1本ずつに切り分け、ライパンに入る長さに切る。

2牛肉を巻きつけ焼く

牛肉を葉生姜に巻きつけ、巻き終わりを下にしてフライパンに入れ、中弱火で焼く。

牛肉を巻きつけ焼く
まな板に牛肉を縦に置き、葉生姜をのせてきっちりと巻き込んでいきます。

3たれをからめる

こんがりとしたらキッチンペーパーでフライパンの余分な脂を吸い取り、たれを加えて煮からめる。

たれをからめる
完成

教える人

平野由希子さん

平野由希子さん

料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。