まるで高級中華の酢豚のような佇まい。これを豆皿にちょこんとのせたらそれだけでワクワクが止まらない!見た目も味も重厚感のある本格つまみ。京都の老舗中華料理店からキャリアをスタートした料理家・今井亮さんの、酒が進んで困るつまみをご紹介します。
酸味のあるカラメル色のたれがとろりと肉だんごにからむ。表面はカリッと、中からは肉汁がジュワリ。赤ワインの酸味とコクが詰まったたれにはやっぱり赤ワインを合わせたい。
合い挽き肉 | 150g |
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玉ねぎ | 1/4個分(50g)(みじん切り) |
サラダ油 | 適量 |
A | |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
B | |
・ 片栗粉 | 小さじ1/2 |
・ 水 | 大さじ2 |
・ 黒酢 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
・ 赤ワイン | 大さじ1 |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
合い挽き肉にAを入れて粘り気が出るまでしっかりと混ぜる。
玉ねぎを加えてさらに混ぜ、4つに分けて丸める。
150℃の油で2を3分程度揚げて取り出し、3分置いて余熱で火を通す。さらに170℃に上げた油で表面がカリッと焦げ茶色になるまで二度揚げしたら油をきり、皿に盛る。
Bをフライパンに入れてよく混ぜ合わせてから火にかけ、かき混ぜながらひと煮立ちさせて3にかける。
京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:神林 環