レモンをキュッと搾って、1本ずつカリポリと食べていると、あっという間になくなってしまう、つまみになる天ぷらです。シンプルで美味しいポルトガルの食文化に魅せられ、かの地に通って料理を教わった馬田草織さんに家庭料理のあれこれをご披露いただきました。
海のない内陸部では魚料理への憧れが強く、モロッコいんげんもこうして長いまま揚げ、こんもりと盛って魚に見立てるのだとか。
モロッコいんげん | 6~7本 |
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塩 | 適量 |
黒胡椒 | 適量 |
天ぷら粉 | 1/2カップ |
炭酸水 | 1/2カップ |
揚げ油 | 適量 |
レモン | 適量 |
モロッコいんげんは筋を取り、縦に半分の細さに切る。肉厚なものは切る前に軽く電子レンジにかけておくと、揚げ時間が短くなる。
1に塩、胡椒をふり、天ぷら粉適量(分量外)をまぶす。
フライパンに揚げ油を1cmの高さほど入れて、170℃くらいの中温に熱する。天ぷら粉と炭酸水をよく混ぜ合わせ、2を1本ずつからめて揚げる。揚げたてを器に盛り、レモンを添える。
東京生まれ。出版社勤務の後、ライター、編集者として活動しつつ、ポルトガル料理研究家として自宅で料理教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』など。
文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子