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辛くて痺れる本格派"麻辣胡麻そぼろ焼きそば"

辛くて痺れる本格派"麻辣胡麻そぼろ焼きそば"

今回は、花椒のぴりっとした辛味とラー油を使った、本格しびれ系焼きそばです。dancyu定番シリーズの最新号のテーマは「焼きそば」です。なんと焼きそばのレシピを100種類ご紹介しています!その中から、家庭で取り入れやすいアレンジ焼きそばを料理研究家の今井亮さんに習いました。

家で食べる焼きそばは、もっとおいしくなる

焼きそばは日本人なら誰もが身近に感じる食べ物。お祭りの屋台では定番ですし、旅行にいけばご当地焼きそばとしていくつも有名な焼きそばがあります。さらに最近では、焼きそばの専門店も増えてきていて、焼きそばの楽しみ方も増えてきました。

とはいえ焼きそば、やっぱり基本的に家で食べる機会が多いもの。何気なく食べる我が家の焼きそばもおいしいものですが、日常的になりがちなだけに、ちょっとしたおいしくなるコツや、アレンジした味わいに挑戦すると、世界がぐんと広がります。

dancyu定番シリーズ『焼きそば100レシピ』では、ソース焼きそばをレベルアップさせる術やいろいろな味つけで味わう焼きそば、またお酒に合う焼きそばや豪華なもてなし料理になる焼きそばなど、ありとあらゆる焼きそばの可能性を探った一冊。ぜひ焼きそばのポテンシャルを感じてください。今回はその中から、料理研究家の今井亮さんに教えていただいた「麻辣胡麻そぼろ焼きそば」のつくり方をご紹介します。

麻辣胡麻そぼろ焼きそばのつくり方

材料材料 (2人分)

蒸し麺2玉(細)
豚挽き肉150g
にんにく1片分(みじん切り)
生姜1片分(みじん切り)
白すり胡麻大さじ2
小ねぎ1/4束(小口切り)
サラダ油大さじ1と1/2
A (混ぜ合わせる)
・ 醤油大さじ2
・ 酒大さじ1
・ 砂糖大さじ1
・ 胡麻油小さじ1
花椒粉適量
ラー油適宜(好みで)

1麺を電子レンジにかける

麺は600wの電子レンジで1分30秒加熱する。

麺を電子レンジにかける

2麺を焼く

麺を袋から取り出してほぐしてから、サラダ油大さじ1をひいたフライパンに広げて、約2分じっくり焼く。麺には触らない。

麺を焼く

3麺をカリッとさせる

2分焼いたらひっくり返して、裏面も2分ほど焼いて焼き色をつける。菜箸でほぐしたら一度フライパンから取り出す。

麺をカリッとさせる

4挽き肉を炒める

続けてフライパンにサラダ油大さじ1/2を入れて熱し、にんにく、生姜をさっと炒めて挽き肉入れて3分ほどほぐしながら炒める。

5調味料と胡麻を入れる

Aを加えてひと煮立ちしたら胡麻を入れ、麺を戻し入れて手早く炒め合わせて器に盛り、ねぎ、花椒粉をかける。好みでラー油をかけても美味。

調味料と胡麻を入れる
完成
花椒は中国原産のミカン科サンショウ属の果実の皮。麻辣風味の料理には欠かせないが、この担々麺のような味わいの焼きそばをキリっと引き締めてくれる名脇役だ。
目次
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教える人

今井 亮 料理研究家

京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
A4変型判(120頁)
2022年8月29日発売 880円(税込み)

取材:中村裕子  撮影:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。