酒が進む!ステーキつまみ
酸味で軽やか!"サーロインステーキドライフルーツソース"

酸味で軽やか!"サーロインステーキドライフルーツソース"

しっとり柔らかなサーロインステーキに、ドライフルーツにワインを加えた甘酸っぱいソースがよく合い、さっぱりと食べられます。ワンパターンな味つけになりがちなステーキも、料理研究家の上田淳子さんの手にかかれば、あれよあれよという間にバリエーション豊かなつまみ変身。誰もが笑顔になる、お酒が進む豪快なステーキつまみを習いました。

“サーロインステーキドライフルーツソース”のつくり方

ドライフルーツの甘酸っぱい美味しさが、ステーキと好相性。

合わせるのはロゼワイン!
甘味が織りなす味わいにはロゼワインがお薦め。ロゼにはいろいろカラーバリエーションがあるので、ソースに合わせてセレクトするお洒落な楽しみも。

材料材料 (2人分)

ステーキ肉1枚(300~350g)(サーロイン、厚さ1.5cm)
適量
胡椒適量
チコリ1個
サラダ油大さじ1/2
バター5g(炒め用)
★ ドライフルーツソース
・ レーズン20g(色の薄いもの)
・ ドライイチジク20g(白っぽいもの)
・ ドライアプリコット20g
・ ワイン100ml(ロゼ、または白)
・ 塩適量
・ 胡椒適量
・ バター10g(ソース仕上げ用)

1ドライフルーツの下準備

ソースのイチジク、アプリコットは、レーズンより少し大きめに切る。すべてのドライフルーツを耐熱ボウルに入れ、熱湯(分量外)を加えて10分ほどおく。ザルにあげて水気をきり、ワインを加える。

2チコリを焼く

フライパンにバターを入れて中火にかけ、バターが溶けて泡立ってきたら半割りにしたチコリの断面を下にして入れ、こんがり焼き色がつくまで両面を焼いて取り出す。

3ソースをつくる

2と同じフライパンに1を入れて軽く煮立て、塩、胡椒で味をととのえる。火を止め、仕上げにバターを加えてよく混ぜ、ソースをつくる。

4焼く

肉は筋を切り、塩、胡椒をする。フライパンを強火にかけ、熱くなったら油をひき、片面2分を目安に両面を焼き、取り出す。4分ほどおいて肉汁を落ち着かせてから幅2cmに切り、器に盛って2のチコリを添え、3のソースをかける。

完成

教える人

上田淳子さん 料理研究家

上田淳子 料理研究家

フランス、スイスでの料理人を経て料理研究家へ。近年はフランスワイン産地で和食の紹介も行なう。著書は『はじめてのシャルキュトリー』(河出書房新社)など多数。

※この記事は『技あり!dancyuステーキ』に掲載したものです。

技あり!dancyuステーキ
技あり!dancyuステーキ
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833476683
2017年12月29日発売/880円(税込)

文:瀬川 慧 撮影:工藤睦子

瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。