ズッキーニをパスタやラタトゥイユに入れるのも美味しいですが、スパイスを混ぜ込んで焼くだけで、立派なワインのともに!ズッキーニの新境地、ぜひ試してみてください。旬の食材にちょっとしたスパイス、風味をプラスした、誰かに食べさせたくなるようなおもてなし料理を、料理研究家の小堀紀代美さんに教わりました。
親しい人とわいわいと食べる食事は楽しいもの。少しずつ戻ってきた日常生活の中で、大切な人たちをおうちごはんに誘う機会もまた、増えてきたのではないでしょうか。
ただし、かしこまって、準備に疲れてしまっては本末転倒。気軽に、日常的に人を誘えるような親しみやすいレシピがあれば嬉しいですよね。小堀紀代美さんの料理はまさにそんなときにぴったりな料理。旬の食材にちょっとしたスパイス、風味をプラスすることで、誰かに食べさせたくなるようなおもてなし料理になるのです。
『四季dancyu2022夏』では、そんな小堀さんの日常的なおもてなし術を紹介しています。その中から「ズッキーニのトルコ風 ヨーグルトソース添え」のつくり方をご紹介します。雑誌ではほかにもいろいろな料理を紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてくださいね。
ズッキーニ | 2本(約400g) |
---|---|
卵 | 1個 |
A | |
・ 小麦粉 | 60g |
・ パルメザンチーズ | 40g(粉) |
・ クミンシード | 小さじ1 |
・ ディルの葉 | 8本分(粗みじん) |
B | |
・ 無糖ヨーグルト | 1カップ |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ オリーブオイル | 大さじ1 |
ズッキーニは5mm幅の輪切りにしてから千切りにする。
ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、1を加えて混ぜ、Aを加えて混ぜる。
フライパンの底に広がるくらいの多めの油を入れて温め、2を少しずつかたまりで加え、両面がこんがりとするまで強火で焼く。網に上げて油を切り、塩適量(分量外)を全体に振る。Bを材料表の上から順に混ぜ、添えて食べる。
料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 2022夏」に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:山田 薫