クロックはフランス式ホットサンド。ここでは、カリッと焼いたベーコン、じっくりと炒めた飴色玉ねぎで、ボリューム満点のクロックをつくります。人気料理研究家のサルボ恭子さんに、オーブンでつくる冬に嬉しいアツアツレシピを習いました。
カリッと焼いた厚切りベーコンには、食パンよりもパン・ド・カンパーニュのようなしっかりとした味と食感のあるパンのほうが向いています。おいしいベーコンを選ぶことも必須。
パン・ド・カンパーニュ | 4枚(厚さ1cm) |
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ベーコン | 2枚(厚さ1cm) |
玉ねぎ | 1個 |
サラダ油 | 大さじ1と1/2 |
塩 | 小さじ1/5(粗塩) |
グリュイエールチーズ | 20g(塊) |
玉ねぎは半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。フライパンにサラダ油大さじ1、玉ねぎ、塩を入れて弱めの中火にかけ、玉ねぎが飴色になるまで15分ほど炒める。
別のフライパンにサラダ油大さじ1/2とベーコンを入れて弱めの中火にかけ、両面しっかりと焼き、キッチンペーパーで挟んで油を取る。
パンが大きいようであればベーコンの長さに合わせて切り、オーブンペーパーを敷いた天板に2枚おき、その上に1の玉ねぎをのせ、ベーコンを1枚ずつおく。残りのパンをそれぞれのせてサンドする。
チーズをすりおろしてかけ、220℃のオーブンで5~6分、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏、ル・コルドンブルー・パリ、リッツ等の料理学校を経て「オテル・ド・クリオン」調理場へ。当時2つ星のメインダイニングのキッチンとパティスリーに勤務。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。フレンチの手法を取り入れた家庭料理に定評がある。雑誌やテレビなどへのレシピ提供のほか、料理のプロとして生地の開発から参画したオリジナルエプロン「NOTRE TABLIER」のプロデュースなど精力的に活躍。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓