紅茶のかすかな渋みが美味しい、大人のデザートです。暑い夏、体をクールダウンしてほっと一息つかせてくれるひんやりスイーツはいかがでしょう。菓子・料理研究家の若山曜子さんに火を使わないでつくれる夏にぴったりのデザートを習いました。
好評発売中のムック「四季dancyu 夏のレシピ」では、若山曜子さんに夏のひんやりスイーツを教えてもらいました。口当たりのいいヨーグルトやクリームチーズ、水気のある夏のフルーツなどを使った、シャリッ、ツルッが心地よい、夏のおやつ。オーブン使いはなし、冷蔵庫・冷凍庫でつくれる手軽さも魅力です。手づくりおやつが冷蔵庫に入っているといつでも好きな食べられて、家時間が楽しくなります。
今回はその中から、ミルクティー風味のパンナコッタをご紹介しましょう。
紅茶の茶葉 | 大さじ1(アッサム、ウバなど) |
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水 | 1/2カップ |
カルダモンパウダー | 少々 |
シナモンパウダー | 適宜(好みで) |
牛乳 | 1カップ |
グラニュー糖 | 大さじ3 |
粉ゼラチン | 5g(1袋) |
生クリーム | 1パック |
小さい容器に水大さじ1(分量外)を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかしておく。
鍋に紅茶の茶葉、分量の水、カルダモンパウダーを入れて火にかける。ここにシナモンパウダーを加えてもいいし、入れなくてもいい。
沸騰したらいったん火を止めて牛乳を注ぎ入れ、グラニュー糖を加えて混ぜ、再び火にかける。
沸騰直前まで温めたら、茶漉しで漉しながらボウルに入れる。
ふやかしておいたゼラチンを加え、ゴムベラで混ぜながら溶かす。
別のボウルに氷水を入れ、5のボウルの底を氷水に当て、ゴムベラで混ぜる。少しとろみがついたら生クリームを加えてしっかりと混ぜる。
容器など(ここではティーカップ)に均等に入れ、ラップをして冷蔵庫に1時間ほど入れ、冷やし固める。
菓子・料理研究家。大学卒業後パリに留学、ル・コルドン・プルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ、グラシエ、ショコラティエ、コンフィズールのフランス国家資格(C.A.P)を所得。パリのパティスリーなどで経験を積み、帰国後は企業のメニュー監修、雑誌・書籍などで活躍中。
文:松原京子 写真:木村 拓
※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。