余分なものを加えず、レモンのおいしさをストレートに味わえるレモンゼリーです。はちみつを少し入れた優しい甘さがあとを引きます。菓子・料理研究家の若山曜子さんに春の週末にぴったりのおやつを習いました。
つやつやのいちご、甘さの増したベリー類、黄色くなったレモン、そこにふんわりと空気を含んだ生クリームやカスタードクリームを組み合わせれば、それだけで心踊るおやつ。春の料理満載のレシピブック「四季dancyu 春のキッチン」から、とっておきのおやつをご紹介しましょう。思いたったらすぐにつくれる、つくりやすさで人気の若山曜子さんのレシピです。
レモン(国産) | 1個 |
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水 | 180ml |
グラニュー糖 | 大さじ4 |
はちみつ | 大さじ1 |
粉ゼラチン | 5g |
レモンはよく洗う。容器に水大さじ1と1/2(分量外)を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかしておく。
鍋に分量の水、グラニュー糖、はちみつを入れ、レモンの皮少々をすりおろして加える。そのあとレモンを縦半割りにし、果肉を取り出して搾る(約50ml)。
2の鍋を中火にかけ、グラニュー糖が溶けたら火を止め、レモンの搾り汁を加えて混ぜる。
レモンの搾り汁を入れたら、1のゼラチンを加える。
ゴムベラで混ぜてムラなく溶かす。
5をこしてバットに流し、粗熱が取れたら冷凍庫に入れて1時間ほどおく。固まったら大きめのスプーンですくってグラスに入れる。好みでレモンの輪切り(分量外)、ミントの葉(分量外)を飾る。
大学卒業後パリに留学、ル・コルドン・プルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ、グラシエ、ショコラティエ、コンフィズールのフランス国家資格(CAP)を所得。パリのパティスリーなどで経験を積み、帰国後は企業のメニュー監修、雑誌・書籍などで活躍中。
※この記事の内容は、「四季dancyu 春のキッチン」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓