一年中おいしいパンケーキですが、いちごを添えると特別感がぐっとアップ。菓子・料理研究家の若山曜子さんに春の週末にぴったりのおやつを習いました。
つやつやのいちご、甘さの増したベリー類、黄色くなったレモン、そこにふんわりと空気を含んだ生クリームやカスタードクリームを組み合わせれば、それだけで心踊るおやつ。春の料理満載のレシピブック「四季dancyu 春のキッチン」から、とっておきのおやつをご紹介しましょう。思いたったらすぐにつくれる、つくりやすさで人気の若山曜子さんのレシピです。
薄力粉 | 150g |
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ベーキングパウダー | 小さじ1/2 |
重曹 | 小さじ1/3(なければ、ベーキングパウダー小さじ1/2を増量でもOK) |
グラニュー糖 | 大さじ2 |
卵 | 1個 |
牛乳 | 80ml |
プレーンヨーグルト | 150g |
・ バター | 20g(有塩) |
★ ホイップバター | |
バター | 50g(食塩不使用) |
・ 牛乳 | 大さじ1と1/2 |
★ いちごソース | |
・ いちご | 6粒 |
・ メープルシロップ | 80ml |
生地に使うバターは湯せんまたは電子レンジで溶かしておく。ホイップバターのバターは室温に戻しておく。
バターは耐熱容器に入れて電子レンジで約20秒加熱してやわらかくし、ハンドミキサーで泡立て、牛乳を加えてさらに泡立てる。
いちごは洗ってヘタを取り、水気を拭く。さいの目に切って容器に入れ、メープルシロップを加えて和える。
薄力粉、ベーキングパウダー、重曹を合わせてボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる。
別のボウルに卵を割りほぐし、牛乳、ヨーグルトを加えてしっかりと混ぜ、4の真ん中に少しずつ加えて土手をくずすように混ぜていく。
粉気がなくなるまで混ぜ、最後に溶かしたバターを加えて混ぜる。バターを入れるとコクが出る。
フライパンを中火にかけて熱し、いったんぬれ布巾の上において冷まし、温度を安定させる。
再び中火にかけ、お玉1杯分の生地を落とし、素早く伸ばし、フツフツと表面に穴があいてきたら返す。
1~2分焼いて中まで火を通す。同様にしてあと3枚焼く。器に2枚重ねて盛り、ホイップバターをのせ、いちごソースをかける。
大学卒業後パリに留学、ル・コルドン・プルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ、グラシエ、ショコラティエ、コンフィズールのフランス国家資格(CAP)を所得。パリのパティスリーなどで経験を積み、帰国後は企業のメニュー監修、雑誌・書籍などで活躍中。
※この記事の内容は、「四季dancyu 春のキッチン」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓