長ねぎは、ゆっくり蒸すように火を入れると、甘~くとろける食感に仕上がります。手軽で美味しい、前菜にぴったりの一品です。「焼き」は基本的な調理法ですが、基本だからこそ奥深く大切です。そんな「焼き」が身につくレシピをご覧ください!
ねぎは火を通すと大変身。舌の上でとろりととろけ、おだやかな甘味が口いっぱいに広がります。オリーブオイルとバルサミコ酢でイタリアンのアンティパストに。
長ねぎ | 2本(200g) |
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オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/4~1/3 |
胡椒 | 少々 |
バルサミコ酢 | 大さじ1 |
ねぎは長さ4cmに切り、両面に浅く2~3本切り込みを入れる。
フライパンにオリーブオイルを熱してねぎを並べ、小さめの平らな鍋蓋などをのせ、中火で3分ほど焼く。
裏に返して同様にやわらかくなるまで焼き、塩、胡椒をふる。
器に盛ってバルサミコ酢をかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくる料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。「スーパーでおいしそうなお肉を見ると、つい買ってしまいます。シンプルに塩と胡椒で焼いて食べるのが好き」と日々、フライパン焼きを実践。火加減や焼き時間、蓋をするしない、などちょっとしたコツをおさえれば、カリッとジューシーに仕上げられると、太鼓判を押す。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介
この記事は「手ほどきdancyu!基本の焼」に掲載したものです。