枝豆ととうもろこしで家飲みクッキング
ワインを呼ぶ大人の焼きもろこし

ワインを呼ぶ大人の焼きもろこし

とうもろこしの自然な甘味とアンチョビの深い旨味が絶妙の相性の焼きもろこしです。白ワインとよく合いますし、とうもろこしの爽やかな甘味に合わせて、ラムのソーダ割りやフルーティーなスパークリングワインなどもお薦めです!

甘味と塩気の絶妙なバランス

「とうもろこしの甘味は、塩分で引き締めると、お酒に合う味になるんです。塩だけでなく、アンチョビやチーズなど塩気のある素材を使うと、合わせるお酒の幅も広がって楽しいですよ」と、佐宗(さそう)さんはコツを教えてくれた。確かに、いつもなら醤油を塗る焼きもろこしが、アンチョビという変化球で、こんなにワインと相性のいいつまみになるなんて、目から鱗!
まさに、大人の焼きもろこし。アンチョビの旨味と塩気に加えて、タイムの葉をちぎって香りを添えると、さらにワインを呼ぶこと間違いなし。バーベキューでも活用できるおいしい技。

焼きもろこしアンチョビ風味

材料材料 (つくりやすい分量)

とうもろこし1本
タイム1枝(生)
★ アンチョビソース
・ アンチョビペースト小さじ1
・ オリーブオイル小さじ2
・ にんにく少々(すりおろし)
・ 白ワイン小さじ1
・ 黒胡椒少々

1ソースをつくる

ボウルにアンチョビソースの材料を入れ、混ぜ合わせる。

2とうもろこしをカットする

とうもろこしを3等分に切ってから、それぞれを縦半分に切る。

3焼く

②をオーブントースターに入れて焼く。焼き色がつく一歩手前で取り出し、①を刷毛で満遍なく塗る。再びオーブントースターに入れて、こんがりと焼き色がつくまで焼き上げる。

焼く

4完成

器に盛り、タイムをあしらって出来上がり。

完成

教える人

佐宗 桂(さそう・かつら)

「季節料理・酒処 さそう」店主。
家庭料理店、エスニック料理店などを経て、2013年春、東京・池尻大橋に「季節料理・酒処さそう」を開店。野菜の味わいを生かした創作つまみなどが評判。

店舗情報店舗情報

季節料理・酒処 さそう
  • 【住所】東京都世田谷区池尻2‐30‐12
  • 【電話番号】03‐5432‐9665
  • 【営業時間】18:30~23:00(閉店)
  • 【定休日】不定休
  • 【アクセス】東急田園都市線「池尻大橋駅」より3分

文:大沼聡子 写真:平松唯加子

※この記事の内容はdancyu2014年月9号に掲載したものです。

大沼 聡子

大沼 聡子 (編集者・ライター)

家庭科教師だった母親の影響で、小学生の頃から料理雑誌を愛読。現在はレシピ本の企画・編集のほか、食まわりの記事を雑誌・ウェブ等で執筆している。趣味は世界各国の料理をつくること、食べ歩くこと。