夏こそ食べたい食材
旬野菜!丸ごとピーマンのチーズ焼き

旬野菜!丸ごとピーマンのチーズ焼き

暑さが増すにつれて、ピーマン、トマト、なすなどの夏野菜のおいしさもぐんぐんアップしてきます。暑さに負けないよう、旬の食材を楽しく頂くためのレシピをご紹介します。

旬の食材の旨味を生かした直球料理がずらり

6月11日発売のプレジデントムック『四季dancyu夏のキッチン』には、夏食材をおいしく食べるレシピが満載。なす、ピーマン、トマト、きゅうり、ゴーヤーといった夏野菜はシンプルに食べても旨味が濃いので調理法がシンプルになりがちですが、だからこそちょっとのアレンジで食卓が華やぎます。今回は、料理家・植松良枝さんの夏野菜を中心にした旬の食材料理のページから、「ピーマンの丸焼きとベーコン、ソーセージの盛り合わせ」を。ピーマン嫌いもピーマンが好きになるおいしさです!

ピーマンの丸焼きとベーコン、ソーセージの盛り合わせのつくり方

材料材料 (2~3人分)

ピーマン6~8個
赤ピーマン小4個
ベーコン80g(ブロック)
ソーセージ4~6本
溶けるタイプのチーズ100~120g
粒マスタード適量
フレンチマスタード適量

1ピーマンの上部を切る

ピーマンと赤ピーマンの上部を切り落として種を取り除く。へたがある上部を3~5mmを包丁で切り落としてから、中にくっついている種を取り出す。切り落とす幅はピーマンの形によって調整してOK。

ピーマンの上部を切る

2ピーマンにチーズを詰める

奥に溶けるチーズを約10gずつ詰める。チーズを詰めることでコクをプラス。

ピーマンにチーズを詰める

3ピーマンを焼く

2を香ばしく焼く。焼く方法は、魚焼きグリル、フライパン(蓋をして)、バーベキュー焼き網などどれでもよいが、ちょっと焦げ目ができるくらいがおいしい。

4ベーコン、ソーセージを焼く

ベーコン、ソーセージも同様に香ばしく焼く。ピーマンとともに器に盛り合わせ、好みで粒マスタード、フレンチマスタードを添える。

完成
旬の焼きピーマンのおいしさは格別。切らずに丸ごと焼くと、香ばしくて、ふっくらジューシーになります。奥にチーズ潜ませたチーズがとろ~り。チーズの代わりにアンチョビや味噌などを詰めるのもおすすめです。

教える人

植松良枝

植松良枝 料理家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に「春夏秋冬 ふだんのもてなし」(KADOKAWA刊)がある。

文・中村裕子 撮影・野口健志

四季dancyu 夏のキッチン
四季dancyu 夏のキッチン
A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。