食を通じて日本の魅力を全世界に届ける。食の外交官"公邸料理人"がリアルな体験を語る特別動画がリリース

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世界を舞台に、料理で日本を支える料理人がいます。各国の要人をもてなし、外交の最前線で「食」を通じて架け橋となる存在――それが公邸料理人です。知られざる役割と、その魅力に迫る動画が配信されました。

現ブルキナファソの公邸料理人が、元公邸料理人を訪ね新潟へ

2025年初夏のある日。日本に一時帰国中の在ブルキナファソ日本国大使館公邸料理人・佐藤実さんが、新潟市を訪れました。同じく元公邸料理人で、現在は地元でフランス料理店を営む泉井則宏さんに会うためです。
公邸料理人とひと口にいっても、赴任先は世界230所以上の在外公館。どの国に赴任するかで、環境も仕事内容も大きく変わります。佐藤さんは西アフリカのブルキナファソ勤務の前に、ポーランド・軍縮会議日本政府代表部(ジュネーブ)で公邸料理人を務めました。一方、泉井さんはリオデジャネイロ、バーレーン、ウクライナなどで経験を積んだ経歴の持ち主です。今回は、その二人がそれぞれの赴任地でどんな仕事をしてきたのかを語り合います。対談の進行役は、dancyu副編集長の鈴木智也です。

「渡辺鮮魚店」の本町通店
新潟駅から車で約5分のところにある商店街、ぷらっと本町にある「渡辺鮮魚店」の本町通店。
元公邸料理人で現在は「absinthe」オーナーシェフの泉井さん
夜の営業の仕入れにきた元公邸料理人で現在は「absinthe」オーナーシェフの泉井さん(右)と待ち合わせました。
卸市場
毎朝卸市場へと向かい、創業100年余の熟年の目利きで選ばれた魚たちが並びます。
新鮮な魚
ブルキナファソはアフリカ西部に位置する海なし国。新鮮な魚を前に、佐藤さんは「さすが日本ですね!」と一言。

待ち合わせた鮮魚店から歩いて7、8分、古い料亭などが残る石畳の鍋茶屋通りを抜けたところに泉井さんの店「absinthe」があります。今回はここでお話を伺いました。せっかくなので、ということで新潟の食材を使って泉井さんが腕をふるい、佐藤さんをおもてなし。さらに、泉井さんが公邸料理人を務めていた時代にヨーロッパを訪れて覚えたスペシャリテ、パテアンクルートもご披露いただきました。

「absinthe」の瀟洒な店の入り口
鍋茶屋通りから小さな路地を曲がると、「absinthe」の瀟洒な店の入り口が見えてきます。
料理
「甘鯛と牡蠣のソテー、リゾット添え」。ウロコがサクサクに焼かれた甘鯛の身は繊細で旨味が深い。そして同じくソテーされた牡蠣の大きいこと!大きさだけでなく味の濃さにも驚く。魚のだしで炊いたリゾットも美味。
「蒲原牛のイチボのロースト、ブルーチーズのソース 新じゃがいも、そら豆、スナップえんどう」
「蒲原牛のイチボのロースト、ブルーチーズのソース 新じゃがいも、そら豆、スナップえんどう」。塩気のあるフルムダンベールを使った濃厚なソースがミルキーな味わいの赤身とぴったり。
泉井さん
公邸料理人を務める魅力の一つは、現地の味を直接味わいに行けること。泉井さんはよく休暇にパリやベルギーのレストランに行ったそう。
パテアンクルート
休みにコツコツと通って習得した泉井さんの思い出の料理、パテアンクルート。手間暇のかかる料理です。

調理を終えた泉井さんと佐藤さんに乾杯をしながら、公邸料理人という仕事の魅力やリアルな体験について伺いました。佐藤さんは、日本ではなじみの少ないブルキナファソを赴任先に選んだ理由や、その国の魅力や日常の暮らし、現地の大使館で公邸料理人として働く醍醐味について語ってくださいました。泉井さんには、料理を通じた赴任先の政府関係者や日本の要人との交流を含め、これまでに経験した3国での印象深い思い出を語ってもらっています。

最後には、お二人から未来の公邸料理人へのメッセージも。共通していたのは「大きなやりがいがあり、かけがえのない経験になる」ということ。
その熱い思いは、ぜひ動画でご覧ください!

泉井さんと佐藤さん
「言葉の壁などはあまり感じなかった」というお二人。若い人にはぜひ挑戦して欲しいと熱く語りました。
店内

absinthe(アブサン)
【住所】新潟県新潟市中央区東堀通9番町1401-2
【電話番号】025-378-3554
【営業時間】18:00~21:30(L.O.)
【定休日】月曜日
【アクセス】JR新潟駅より車で10分

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文:編集部 写真:近藤俊介

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