炭酸水で割ることで初めて味わいが完成するという、まったく新しい日本酒が宝酒造からデビューした。松竹梅「瑞音」(みずおと)は、丁寧に造られた日本酒ながら、ハイボールやサワーなどと肩を並べることを可能にしたポテンシャルの高さをもつ。宝酒造の和酒への情熱から生まれた、時代の気分にハマる飲み心地と味わい。さっそくご堪能あれ!
気軽に楽しめる、シュワシュワッと軽やかな日本酒が誕生した。その名は、宝酒造の松竹梅「瑞音(みずおと)」。炭酸水で割って初めて旨さが完成するという、まったく新しいカテゴリーの日本酒だ。
「初めて味わったとき、待っていたのはこのおいしさ!とうれしくなりました」と語るのは、東京・高田馬場にあるアジフライの名店「酒肴 新屋敷」の店長、青野日向子さん。「焼酎文化圏の出身なので、日本酒とは縁がなかったのですが、東京で微発泡の日本酒に出合ったことで目覚めました(笑)。フルーティーな香り、ジューシーな味わいの日本酒が好みなんです」。
松竹梅「瑞音」の味わいは、ハイボールやサワーと同じようにグラスに氷を入れて注ぎ、炭酸水で割って完成する。お薦めは1対1。アルコール度数が7%となり、低アルコール志向、炭酸割り人気といった、時代の気分にずばり合致する酒質設計となっている。
これは宝酒造が培ってきた技術の結晶で、炭酸水で割った低アルコール度数でも楽しめる吟醸酒のような香り(※)。米由来の日本酒らしい甘味。そして、日本酒を飲んだ満足感を呼ぶボリューム感。一口味わえば、青りんごのような爽やかさが広がり、やがてほのかにバナナを感じる余韻に包まれる。これらの香りは、松竹梅「瑞音」が丁寧に造られている証でもある。
「『瑞音』は乾杯の一杯目からいけますね」と目を輝かす青野さん。「うちの夜のコースは刺身で始まり、焼き物、揚げ物と進みます。『瑞音』は刺身に合う吟醸酒テイストなのに喉ごしが爽やかで、スタートにぴったり。それと、揚げ物になるタイミングでハイボールを注文する方も多いので、ぜひお薦めしてみたいです」。
新感覚の松竹梅「瑞音」は、炭酸水の力を得て、日本酒をぐっと身近にしてくれる存在といえるだろう。これは一つ、味わってみるに限る。
※吟醸酒ではありません。
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文:斉藤由利子 撮影:牧田健太郎