ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤ〈レグノ〉で巡る、地産地消料理のオーベルジュ

ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤ〈レグノ〉で巡る、地産地消料理のオーベルジュ

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上質な乗り心地だけでなく、サステナブル性能を大幅に向上させたブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤ〈REGNO GR-XⅢ〉。一方、食の分野における持続可能な取り組みとして、あらためて見直されている「地産地消」という考え方。サステナブルを追求する高性能タイヤで、未来を見据えた食を実践する最高のオーベルジュへ。新緑がまぶしい季節に車を走らせた。

〈レグノ〉が目指すサステナブルな未来

1981年にデビューしてから43年。ラテン語で“王者”を意味するブリヂストンのフラッグシップタイヤブランド〈REGNO(レグノ)〉といえば、高い静粛性と滑らかな乗り味が最大の魅力だが、今年2月に発表された最新モデル〈REGNO GR-XⅢ〉は、ブリヂストン独自の商品設計基盤技術「ENLITEN®」を搭載したことにより、静粛性と走行性能を大幅に向上させるだけでなく、環境と未来を見据えたサステナブル性能を高次元で両立させた。


「ENLITEN®」の特徴は「薄く、軽く、円く(まるく)」つくること。これまでのタイヤのつくり方を見直し、性能を高めるために部品をどんどん追加していくのではなく、そぎ落としていくという従来とはまったく異なる設計思想である。

REGNO GR-XⅢのサステナブル性能
①資源循環性
再生資源・再生可能資源の使用割合を増やし、資源循環性に貢献。また、この原材料は持続可能な製品に対する国際的な認証の一つである「ISCC PLUS認証」も受けている。

②軽量
独自技術で設計を大幅に刷新し、薄く、軽くしたことで、その分の資源を大幅にカット。また、軽量化したことで、生産や輸送の工程で発生するCO2排出量を削減した。機能性や品質を損なうことなく、使う材料を抑え、環境負荷の低減に貢献している。

➂低燃費
JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が策定した業界基準において、〈REGNO GR-XⅢ〉は全サイズ、低燃費タイヤ認証を獲得。移動距離に対して少ない燃料消費で走行できるため、装着車両のCO2排出量を大幅に抑えることができる。

このサステナブルなタイヤで目指したのは、富山、京都、長野のオーベルジュ。3軒とも、旬の山菜やジビエを際限なくとるのではなく、自然と調和できるバランスで必要な分だけを使っていて、その姿勢に〈REGNO GR-XⅢ〉の「そぎ落とす」という設計思想が重なり合う。

行かなければ味わえない食材を駆使し、唯一無二のひと皿へ昇華させている料理人に聞いた。「サステナブルな地産地消の未来」とは? 

L'évo[富山・利賀村]究極の表現力で伝える富山の食のショーケース

古来、日本では山には神が宿ると信じられてきた。富山県利賀村の深い山間に抱かれるようにたたずむ「L'évo」を訪れたときに感じたのは、そんな見えざるものの聖なる息遣いだ。山道を迷い込んだ先に不意に姿を現す、日本の原風景の里山にもヨーロッパの絵本の世界にも見える山間部で、山からいただいた貴重な生命である熊や猪、鹿、時にはタヌキ、カエル、名も知らぬ山野草といった唯一無二すぎる食材が、圧倒的な技術力によって洗練された美しさをまとい、有無を言わさぬおいしさで目の前に供される。この感動。かの有名なレストランガイドは「そのために旅行する価値のある卓越した料理」に星三つの価値を与えている。それになぞらえるなら、“卓越した料理”に加えて訪れた人に聖なるものの存在さえ感じさせる「L'évo」は、三つ星を超えた美食のパワースポットだ。

山と海の自然な循環から生まれる唯一無二の前衛的地方料理

「L'évo」 オーナーシェフ・谷口英司さん
「L'évo」 オーナーシェフ・谷口英司さん

「何もない」ように見える過疎化した山深い利賀村に、運命に導かれるように出合った谷口英司さん。山に分け入り、インフラを整え、店を構えてみると、そこは「何でもある」土地だった。ここ「L'évo」では、豊かな山の幸と合わせた富山湾の恵みも味わえる。谷口さん自ら片道1時間半の道のりをものともせず、毎日のように海に向かって車を走らせる。「僕たちは山から季節の食材をいただいて料理をつくっています。なぜここで海のものをお出しするのかというと、山と海は川でつながっていて自然環境は循環しているので、海の状態が変化すればそれは僕たちの山の料理にも直結する。海の環境を知ることは、つまり山を理解することなのです」。運転しながら山を眺めていると、日々姿を変える山の植生が、魅力的な食材として目に飛び込んでくるという。海と山を包括的に捉えてその変化に向き合うこと。それが「L'évo」流のサステナブルだ。

この日の収穫
春の利賀村は宝もので輝いている。この日の収穫はオオバギボウシ、ウド、アザミ、コゴミ、カタクリ、シオデ、コシアブラ、イヌドウナ、サンショウ、山ブドウ、ヤブレガサ、ユキノシタ、モミジガサなど。苦味やクセは、谷口さんの手を通すとそのまま料理の個性や魅力に変わる。
フィンガーフード
スパイスでマリネした黒オリーブをのせたフィユタージュに、千切りのウドと氷見で取れたアジを重ね、柑橘で酸味をプラスして山菜のシャクの葉とディル、ナスタチウムのつぼみをちりばめた。
熊の赤身肉
鮮やかなグリーンの下に潜んでいるのは食べごろに熟成させた熊の赤身肉。薪焼きで香りをまとわせてから薄くスライスする。その上には熊でとったコンソメのジュレ。隠し味にはちみつを加えている。
ホタルイカ
春の富山湾を代表する食材がホタルイカ。生きたまま山まで運んで薪火でさっと炙り、海藻とスプラウトのソテーにのせる。主役の食材は大胆に調理する一方、ソースはイカスミ、新タマネギ、燻製マスタード、ホタルイカのジュレと繊細に構築されている。
コテージ
宿泊はそれぞれデザインが異なる一棟ひと組のコテージ3棟のみ。その他にひと組ごとに貸し切るフィンランド式薪焚きサウナ棟がある。
コテージ3
利賀村の集落の古民家の家具や廃材を再利用して効果的に使った客室。リネン類やグラス、アメニティなど細部まで美意識が感じられる。春は利賀川のせせらぎが心地よく、雪に包まれる冬は静寂に満ちている。写真は談話スペースや書斎を備えたコテージ3。

美山荘[京都・花脊]自然を愛で自然と遊ぶ。雅びで豊かな平安文化

およそ120年前、“京の奥座敷”と称される花脊で大悲山峰定寺の宿坊として誕生した「美山荘」。かつて春が訪れると平安貴族が京から牛車を連ねてこの地を訪れ、摘み草遊びを楽しんだという歴史をひも解き“摘草料理”をつくりあげたのが4代目の現主人・中東久人さんだ。雪がとけると山菜が芽吹き、やがて木イチゴやコケモモなどの果実や、アマゴ、鮎といった川魚の季節がやってくる。暑い日々は自家菜園の野菜を楽しみ、そのうち木々が黄金色に色づくとキノコが次々と姿を現す。栗や銀杏など木の実を収穫し終えると、寒い季節には鹿や熊、猪といったお楽しみが待っている。
移りゆく季節を慈しみながら土地の恵みをありがたくいただく。今や世界的な潮流となったいわば“ローカルガストロノミー”の先駆けが、はるか昔にここ花脊でひっそりと誕生していたなんて日本人として誇らしい。

山がもたらす季節の恵みを受け自然と共に生きる摘草料理

「美山荘」4代目主人・中東久人さん
「美山荘」4代目主人・中東久人さん

「あかん。今日は鹿に先を越されておいしいとこ持ってかれましたわ~」。柔和な笑顔とは裏腹に驚くような言葉を口にした中東さんは、花脊で生まれ、山の植物を遊び相手に育った。「目をつぶっても運転できるんちゃうかな」と言うほど知り尽くしたはずのこの地は、しかし“摘草”という視点で見るとまったく違う顔を持っていた。「山の目になったと言いますかなぁ。同じ道を何回通っても毎日新しい発見があります」。明日にはちょうど食べごろ、そう目をつけていた山野草を、数が増えすぎた鹿に食べられてしまうこともあるそうだ。できることなら自然をあるがままにしておきたい。しかしすでに生態系が変わってしまった現代では、害獣を駆除したり絶滅しかけた植物を守ったりと、人間の手を加えることが欠かせない。そのために、地域の集落と協力して野草の栽培も始めた。自然界の調和を取り戻すために人間が共生すること。それが「美山荘」の取り組むサステナブルだ。

パーマカルチャーの山野草ファーム
知らなければフェンスで囲われた雑草地に見えるパーマカルチャーの山野草ファーム。産学連携で京都大学の学生と協力して野外レストラン建設のプロジェクトを立ち上げるなど、未来に向けた活動にも積極的だ。
鯉の鱗焼き
鯉の鱗焼き。寺谷川の澄んだ水に放って落ち着かせた鯉は驚くほど清らかな味わい。塩だけで味をつけ炭火で皮目をパリッと焼き上げる。甘酢につけたノビル、みそ漬けにしてからすみをかけたコゴミ、枝付きのサンショウなど添えられた野草も楽しい。
鹿肉とふきのグラニテ
鹿肉とフキのグラニテ。鮮やかなピンクとグリーンの2種類のフキのグラニテにはっさくや甘夏といった柑橘を加え、低温でしっとりと仕上げた鹿肉の薄切りを添えた。器に見立てたのはフキの葉。鹿肉をソース代わりにフキのほろ苦さを味わう一品だ。
川海老の土鍋ご飯
川海老の土鍋ご飯。無農薬栽培のコシヒカリをホタテと干し海老、川海老で取った出汁で炊き、カリッと香ばしく揚げた川海老に醤油ベースのタレを絡めて混ぜ込んだ滋味深いお食事。味変に添えられた、ウドを加えたつくね芋のとろろは絶品。
牛乳のブランマンジェ
杉の香りをまとわせた牛乳のブランマンジェ。ライムのジュレとびわのコンポートを添えて杉の新芽を散らす。レモンのような爽やかな酸味の中に甘さのある杉の新芽はこの季節だけの味わい。曜変天目を再現した特注の器も美しい。
数寄屋造りの離れの客室
数寄屋造りの離れの客室は全4室。それぞれ異なる意匠が凝らされていて、写真の最奥の客室「石楠花(しゃくなげ)」は寺谷川の清流と川向こうの木々を望む月見台と大きな窓が印象的。別に天然湧き水を沸かしたヒノキの浴場も2室ある。

オーベルジュ・エスポワール[長野・蓼科]ジビエの達人が手がける信州野菜とのマリアージュ

八ヶ岳西麓の蓼科高原。都心からもアクセスしやすく観光地としても人気の高原リゾートでジビエ好きに支持されてきたのが「オーベルジュ・エスポワール」だ。名物は鹿や猪といった害獣でもある野生動物の肉をクラシックなフランス料理の技法で調理したジビエ料理。これに地元・信州産の“高原野菜”と呼ばれる風味豊かな野菜をたっぷりとつけ合わせる。個性の強いジビエ肉と、寒暖差の大きい高地でゆっくりと育った野菜や果実は相性抜群だそうだ。
大半のゲストのお目当てはジビエ料理とマリアージュするワインのコレクション。木々の葉ずれの音を聞き夕陽を眺めながら庭園でシャンパーニュを一杯。ダイニングでコース料理とワインを堪能した後はシガールームでシガーや食後酒を。ゆっくり目覚めた翌朝はテラスで朝食。「オーベルジュ・エスポワール」が提案するのは単なる料理だけでなく、大人が心からくつろげる時間と空間だ。

害獣に価値を与えて地域と共に発展する

「オーベルジュ・エスポワール」オーナーシェフ・藤木徳彦さん
「オーベルジュ・エスポワール」オーナーシェフ・藤木徳彦さん

「いつか家族で蓼科でペンションをやろう」という父の夢を受け止め、長野県蓼科高原のオーベルジュに職を求めた藤木さん。修行中に連れて行ってもらったフランス・コートドール地方のオーベルジュとの出合いが藤木さんの人生を変えた。「日本ではヨーロッパから輸入した食材を使い、格式高い接客がよいとされていた時代です。ところがフランスでは地元の食材を使い、お客さまと触れ合う温かいおもてなしを受けたのです」
地域の食材について学びたいと生産者のもとに通い続けるうちに、深刻な害獣被害の現実を知る。被害を食い止めるためにやむなく奪う生命をなんとかできないだろうか。まだ日本では一般的ではなかったジビエを安全においしく料理する。そんな方法を模索するうちに“ジビエの第一人者”と呼ばれるようになった。生命を大切にいただくこと。そのための知識や技術を多くの人たちと共有すること。それが「オーベルジュ・エスポワール」が到達したサステナブルだ。

ダイニング
天井までガラス張りで光がさんさんと降り注ぐ明るく居心地のいいダイニング。桜や白樺の木がある庭では春は桜、秋は紅葉が楽しめる。隣にはキューバやドミニカ、フランスなど世界各地のシガーを揃えたシガールームもある。
ワインセラー
「ワインがお好きなお客さまはよくワインセラーをご覧になります。よろしければ」 とメートル・ド・テル兼ソムリエの野村秀也さんに案内され、ダイニングへつながるアプローチを進むと、野村さんがいきなり床板を持ち上げた。なんとレストランの基礎部分がそのまま天井高2mのワインセラーになっていて、フランスのものを中心に2500本ほどのコレクションが大切に保管されている。中には地域の中学生が農業体験で醸したワインもあるとか。彼らが成人した時に抜栓するそうだ。
佐久の鯉のマトロート
佐久の鯉のマトロート。鯉にうま味を油脂分を加えるために豚足と合わせて網脂で巻き、55~60度の低温で5時間ほどかけて赤ワインでゆっくり煮込む。サイドの3色のラビオリはホウレンソウ、ターメリック、ビーツ。フィリングもそれぞれ異なる。
真鴨のポワレ
“無双網”という網で取った、脂ののった“網鴨”と呼ばれる真鴨のポワレ。一羽を丸ごとダイニングに運びテーブルサイドで行うデクパージュも非日常感を盛り上げる。鴨やキジなど、数種の野鳥をベースにした濃厚な赤ワインのソースと共に。
山野草のデザート
春のシグネチャーのひとつが山野草のデザート。写真はフキのクレームブリュレ。フキを甘く煮てたんぽぽコーヒー、ホワイトチョコレートと合わせてブリュレに。セリやハコベなどの山菜、アカシアなどの花、白ワインとはちみつのジュレを添えて。
客室
フランスの地方のオーベルジュを思わせるシンプルで居心地のいい客室。メインダイニングの2階に3室あり窓から季節ごとに彩りを変える木々を眺められる。ダイニングの薪ストーブがつながっていて冬でもほっこり暖かい。

オーベルジュまでの道中で味わう〈レグノ〉の高い走行性能

〈REGNO GR-XⅢ〉
〈REGNO GR-XⅢ〉は、応答性の良いハンドリングと安定感のある乗り心地で、快適なドライブを叶える。
道中
「L'évo」までの道中。車幅ギリギリの狭い道がひたすら続く。青々とした木々に光が差し、木漏れ日がとにかく美しかった。
「美山荘」へ向かう途中
「美山荘」へ向かう途中では、窓を開けて、澄んだ空気を味わってほしい。透明度の高い寺谷川の音が耳に心地よく響く。
雨
「オーベルジュ・エスポワール」を訪れた日は雨だったが、濡れたアスファルトに吸い付くように滑らかに進んだ。グリップ性能の高さを感じられる。

3軒のオーベルジュを選んだ理由は、地産地消というサステナブルへの考え方に惹かれただけでなく、行くまでの長い道中で、〈REGNO GR-XⅢ〉のポテンシャルを最大限に感じられるからだ。例えば、「L'évo」がある利賀村までは富山駅から車で約1時間半。1000m級の雄大な山々に囲まれ、利賀川と百瀬川という美しい清流が縦断する自然豊かなエリアだ。新緑がワイルドに茂る細い道がひたすら続き、途中はヘアピンカーブの連続だが、こういった山道こそ〈REGNO GR-XⅢ〉の走行性能が本領発揮。とにかく滑らかで静か。急なカーブであろうともストレスなく、日本の原風景に溶け合うような、一体感のあるドライブを楽しめる。京都の「美山荘」も同じく京都駅から車でおよそ1時間半。花脊の山奥へ向かうまでの道のりは車幅ギリギリの峠道で、決してなだらかとはいえない荒れた山道を進むものの、軽快かつ安定感のある乗り心地のおかげで運転自体が楽しい。〈REGNO GR-XⅢ〉の大きな特徴である静粛性により、寺谷川のせせらぎも心地よく聞こえ、風で揺れる木々の風景を横目に走ると、その時間までもとびきり贅沢に感じられた。長野・蓼科の「オーベルジュ・エスポワール」を訪れた日は天候が崩れ、朝から強い雨が降り続いたが、ウェットグリップ性能が高いから濡れたロードでもブレがなく、霧がかかった山々の幻想的な世界の中を運転していると、雨の旅も悪くない、いや、むしろ最高じゃないかとすら思えた。

乗り心地のよさだけでなくサステナビリティも両立したタイヤをドライブで味わい、オーベルジュで地産地消料理を味わう。〈REGNO GR-XⅢ〉の世界観をおもいっきり堪能するなら、これ以上ないコースである。

REGNO GR-XⅢ
ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤ〈REGNO GR-XⅢ〉
商品設計基盤技術ENLITEN®搭載により、空間品質と走行性能、サステナビリティ性能を高次元で両立。

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株式会社ブリヂストン
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富山県南砺市利賀村大勘場田島100
0763-68-2115
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京都府京都市左京区花脊原地町375
075-546-0231
オーベルジュ・エスポワール
オーベルジュ・エスポワール
長野県茅野市北山5513-142
0266-67-4250

文:江藤詩文 撮影:合田昌弘

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