
生産者とともに独自の安全基準を設け、安心な食材を家庭に届ける「生活クラブ」から、パリッとジューシーなポークウインナーが登場。天然羊腸の弾ける食感と、豚肉の旨味を引き出す本格スモーク仕上げは、ビールのつまみにももってこいです。発色剤なしの無塩せきでつくられたシンプルながら奥深い味わいを、トマトケチャップと粒入マスタードが軽快に引き立てます。日頃から「生活クラブ」を愛用している人気料理家・ワタナベマキさんにその魅力を聞いてみました。



「生活クラブ」は約42万世帯が加入する生活協同組合。全国には500以上の生協が組織されているが、生活クラブは食品添加物にできるだけ頼らず、化学合成農薬を可能な限り使わないといった独自の厳しい安全基準を設け、国産素材を中心にしたおいしくて高品質の食品を購入できる点が高く評価されている。
バラエティに富むアイテムには、ユーザーである組合員が開発に参加して一からつくり上げたオリジナル品も多い。「ジューシーパリ旨ポークウインナー」はその一つ。ネーミングの通り、頬張るとパリッと皮が弾け、豚肉のピュアな旨味とともに肉汁がじゅわ〜とほとばしる。しかも、濃厚なのに後味はやさしく清らか。ウインナー好きならずとも2本、3本と手が伸びて、ビールとの相性もバッチリ。グラスの空くピッチが加速すること間違いなしだ。
このウインナーが誕生したのは2003年。「それまでに絹挽きの豚肉を使ったなめらかなポークウインナーはあったのですが、パリッと皮が弾けるジューシーな粗挽きタイプを、着色料・化学調味料・リン酸塩といった余分な食品添加物を一切使わずにつくってほしいという声が多く挙がり、組合員でチームを結成して開発がスタートしました」(生活クラブ連合会)
生産者を交えた会議が幾度も重ねられ、生産の学習会を開いたり、試食会をしたり。納得がいく品が完成するまで2年も費やしたそうだ。
味の決め手は第一に原料。使うのは、山形県酒田市に拠点を置く「平田牧場」と共同開発した「日本の米育ち 三元豚」だ。平田牧場といえば、豚の健康を最優先した実直な飼育法で知られる生産者。三元豚はその代表銘柄であり、黒豚のバークシャー種をはじめ3種の純粋種を交配した豚に、国産の飼料用米を配合したえさを与えてじっくりと育てられている。きめ細かい肉質と甘くとろける脂身の旨さはプロの料理人から指名がかかるほど。
従来のポークウインナーにも三元豚が使われているが、このウインナーは粗く挽いた肉に脂の小さな塊を練り込んでいるのがポイント。これにより肉肉しさが際立ち、ジューシー感も堪能できるというわけだ。
さらに、既存の品同様、発色剤を使わない無塩せきを徹底。保存料、着色料も不使用だから、凝縮された豚肉の旨味がダイレクトに感じられる。

「ジューシーパリ旨ポークウインナー」を製造するのは、「平田牧場」のグループ会社であり、加工部門を請け負う「平牧(ひらぼく)工房」。開発時には組合員の意見に耳を傾けながら、製造担当者が肉の加工法など試行錯誤を繰り返したそうだ。
「課題の一つになったのは、パリッと弾ける皮の食感。これを生むためにケーシング(薄い膜状の袋)には天然羊腸のなかでもやや太めで厚みのある部位を選んでいます」(生活クラブ連合会)
スモークの掛け方もブラッシュアップされている。従来はサクラのチップだけで燻製していたが、このウインナーの開発を機にオニグルミのチップをブレンド。さらに色づきがよくなり、ふわりと立つ燻香が豚肉の力強い旨味をやさしく包み込む。
市販のウインナーには燻液で香りづけしている商品もあるが、香りの心地よさは段違い。安全・安心だけでなく、おいしさを追求する熱意がその味わい深さから伝わってくる。

プライベートで「生活クラブ」を愛用している人気料理家のワタナベマキさんは、「ジューシーパリ旨ポークウインナー」のファンの一人だ。
「加入したのは20年近く前、子どもの誕生がきっかけでした。買い物に行けない時も自宅まで届けてもらえるから便利ですし、何より安全なものを食べさせたいなと思って。子どもってウインナーが大好きですよね。市販品だと添加物が心配になりますが、このウインナーなら安心して食卓に上げられる。ビールのおつまみにすることも多いですね」
そんなワタナベさんにはもう一つ、お気に入りがあるそう。国産トマト100%でつくられるトマトケチャップだ。
「加入する前、『生活クラブ』に入っている友人が『これ、おいしいよ』と食べさせてくれたのがトマトケチャップ。トマトの果肉感があって風味も濃くてフレッシュ。これが買えるなら加入したい!と前のめりになって(笑)。ウインナーにもよく合いますよ」
トマトケチャップは誕生から50年余のロングセラー。1瓶になんと約1kg分の国産トマトが使われている。
3倍濃縮のピューレ状にした後、加水はせずに調味料や香辛料を加えて煮詰めているのだ。だからトマトの味がしっかり感じられる。果肉の厚い加工用トマトを栽培する生産者はとても貴重で、『つくり続けてほしいから』と収穫には組合員も参加している。
dancyu祭ではこのトマトケチャップを粒入マスタードとともに焼きたてのウインナーに添えて提供。ピリッと辛く香り豊かな粒入マスタードも国内製造の無添加だ。さらに、嬉しいことに物販では瓶入りのトマトケチャップも特別に販売される。
国産の素材を使って丁寧につくられた名品を味わえるチャンス、祭当日はブースへ急ぐべし!

編集:出口雅美(maegamiroom) 文:上島寿子 撮影:よねくらりょう