洋食の名店「目白 旬香亭」と、とんかつの名店「ポンチ軒」。それぞれの肉系名物フライを合い盛りで提供。熟練の技で揚げられた、ジューシーかつ軽やかな肉系フライの共演。1皿で二度美味しいスペシャルフライが食べられるのは土曜日だけ!ぜひご堪能ください!
「目白 旬香亭」と「ポンチ軒」は、かつて東京・赤坂見附にあったフライの名店「フリッツ」の流れを汲む実力店だ。
東京・目白にある「目白 旬香亭」は、老若男女に愛される洋食店。丁寧な仕事が冴えわたる古賀達彦シェフのフライを筆頭に、グラタンやステーキにかき氷、豊富な洋食メニューが楽しめる居心地のいいレストランだ。
そんな「目白 旬香亭」の名物はずばり、フライ。10種以上あるフライメニューの中から祭りメニューに選ばれたのは、古賀達彦シェフの好物でもあるメンチカツ!牛肉と豚肉を1対1で混ぜた挽き肉。そこに、生の玉ねぎとディジョンマスタードを加えた肉だねは、肉々しくもキリッとした味わいが魅力だ。サクサクッと崩れゆく衣とジューシーな肉汁が口の中で溶け合い、余韻は深く、後味までおいしい。ころんとした愛嬌あるルックスに思わず箸がのびる、名メンチカツである。
一方、神田・小川町にある「ポンチ軒」は、とんかつ激戦区にあってランチ時には行列必至の人気店。店長の橋本正幸さんをはじめ、熟練の職人が厳選した素材を使い、長年の勘どころで肉汁を逃さずに揚げた美味なるとんかつを定食で、はたまた酒とともに楽しめる。
今回は一番人気のヒレカツを販売。肉質のいい豚ヒレ肉を厚切りにし、植物性の油でからりと仕上げたそれは、揚げ物なのに不思議なほど油っぽくない。店長の橋本正幸さん曰く、「まるでステーキみたい!」と感激するお客さんもいるという逸品である。余熱を利用して仕上げたヒレカツはしっとりとしたピンク色。さくりと気持ちよい歯切れで、じつに軽やか。なんとも上品なヒレカツだ。
そんな素晴らしき2店の肉系フライを、今回は合い盛りで提供。ビール片手にかぶりついてください!
※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。
文:安井洋子 撮影:伊藤菜々子