せん切りにしてさっと炒めたじゃがいもは、シャキシャキとした歯ざわりに。柚子胡椒の辛味と香りが、全体の味わいをグッと深めてくれます。料理を引き立てるバターを使ったレシピを、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
せん切りにしたじゃがいもは、周囲についているでんぷん質を水で洗い落としてから炒めるのがポイント。
鶏ささ身 | 3本(150g) |
---|---|
じゃがいも | 2個 |
バター | 大さじ3 |
酒 | 大さじ1 |
柚子胡椒 | 小さじ1/2 |
塩 | 少々 |
ささ身は筋を取り、厚さ5mmのそぎ切りにし、さらに縦に幅5mmのせん切りにする。
じゃがいもは皮をむいて野菜スライサーで太めのせん切りにして水で2〜3回洗い、サラダスピナーに入れて表面の水気をきる。
フライパンにバターを入れて焦がさないように熱し、ささ身を入れてほぐすようにして炒める。
鶏肉の色が変わったら、じゃがいもを入れて強火でさっと炒め、酒をふり、柚子胡椒、塩を加えて炒め合わせる。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。
文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ