「甘味」を使いこなす基本レシピ
お弁当に入っていると気分が上がる"卵焼き"

お弁当に入っていると気分が上がる"卵焼き"

甘いかしょっぱいか、意見が分かれる卵焼き。関東では、甘口の卵焼きの人気が高いようです。おかずでもあり、箸休めにもなるホッとする味わいが魅力です。お弁当に入っていると、わくわく心が弾みますよね。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“卵焼き”のつくり方

砂糖の分量が多い卵焼きをつくるときは、だし汁とほかの調味料も合わせて火にかけ、しっかりと溶かしきってから卵液をつくるのがポイントです。

材料材料 (2人分)

4個
だし汁大さじ4
砂糖大さじ3
醤油小さじ1
少々
サラダ油少々
貝割れ菜適宜(あれば)

1卵液をつくる

小鍋にだし汁、砂糖、醤油、塩を入れて弱火にかけて、スプーンで混ぜ、調味料を溶かして冷ます。ボウルに卵を割りほぐした中に加えて混ぜる。

卵液をつくる

2卵液の1/4量を火にかける

卵焼き器にサラダ油を少々ひいて中火で熱し、卵液の1/4量ぐらいを流して菜箸で卵をかき混ぜ、半熟状になったら、向こう側から巻き込む。

卵液の1/4量を火にかける
卵液の1/4量を火にかける

3工程を繰り返す

あいたところにサラダ油をひき、卵を向こう側に移動させて手前のあきに卵液を流し入れる。卵焼きを持ち上げて下にも流し入れ、手前に巻き込む。同様にして卵焼きをつくる。

工程を繰り返す
工程を繰り返す
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。