甘いかしょっぱいか、意見が分かれる卵焼き。関東では、甘口の卵焼きの人気が高いようです。おかずでもあり、箸休めにもなるホッとする味わいが魅力です。お弁当に入っていると、わくわく心が弾みますよね。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
砂糖の分量が多い卵焼きをつくるときは、だし汁とほかの調味料も合わせて火にかけ、しっかりと溶かしきってから卵液をつくるのがポイントです。
卵 | 4個 |
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だし汁 | 大さじ4 |
砂糖 | 大さじ3 |
醤油 | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
サラダ油 | 少々 |
貝割れ菜 | 適宜(あれば) |
小鍋にだし汁、砂糖、醤油、塩を入れて弱火にかけて、スプーンで混ぜ、調味料を溶かして冷ます。ボウルに卵を割りほぐした中に加えて混ぜる。
卵焼き器にサラダ油を少々ひいて中火で熱し、卵液の1/4量ぐらいを流して菜箸で卵をかき混ぜ、半熟状になったら、向こう側から巻き込む。
あいたところにサラダ油をひき、卵を向こう側に移動させて手前のあきに卵液を流し入れる。卵焼きを持ち上げて下にも流し入れ、手前に巻き込む。同様にして卵焼きをつくる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ