フランス語のバゲットサンドを意味する“カスクルート”。現地で最もポピュラーなハムとチーズのカスクルートに、サマートリュフをON。シャンパーニュが似合うハレの日のサンドイッチの登場です。重ねるだけでは終わらないガストロノミックな“肉サンド”秘蔵レシピ第6弾。東京・神楽坂にある大人気のビストロ「BOLT(ボルト)」のオーナーシェフの仲田高広さんが指南します。
ハムとチーズのバゲットサンドとくれば、仲田シェフ曰く「おにぎりで言えば塩昆布やシャケみたいなド定番」。そこにサマートリュフをどっさり、惜しげなく削りかけると、こんな贅沢なアントレに昇格。香り高さに、うっとり。かぶりつくのが、もったいないような。でも、やっぱりガブリと頬張るおいしさに優るものなし!
ロースハム | 100g(スライス) |
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コンテチーズ | 25g |
トリュフ | 15g |
バゲット | 1/2本(約20cm) |
バター | 10g |
フレンチマスタード | 小さじ1 |
トリュフオイル | 適量(あれば) |
バゲットの厚みを半分に切り、切り口の両面にバター、下半分側の断面にマスタードを重ねて塗る。
①にロースハムをのせ、ピーラーで薄く削ったコンテチーズを重ねてのせる。
②を器に盛り、好みでトリュフオイルをふり、サマートリュフをたっぷり削りかける。
1981年生まれ。東京都出身。調理師学校卒業後、東京・銀座にあるフレンチの名店「マルディグラ」や、「レスプリミタニ」(閉店)で修業。その後フランスでの修業を経てオーストラリアへ。メルボルンのレストランやビストロなどで計6年間経験を積む。帰国後、東京・赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」で修業し、2017年、居酒屋的感覚で自由にフレンチが楽しめる店「BOLT」を東京・神楽坂に開店。9席のカウンターは、毎晩食いしん坊の大人たちで満席だ。
文:堀越典子 撮影:海老原俊之