香ばしく焼き上がった鶏肉のアーモンドバターソースはいかが?リニューアルされて美味しさが増した「レモン・ザ・リッチ」と、休日を豊かにする手料理の魅力を料理研究家の渡辺康啓さんが語ります。
「料理や飲み物にとって、香りは味わいと同じくらい大切です。レシピを考える上では必ず意識しています」と語るのは、シンプルな食材でリッチに仕上がるレシピが評判の料理研究家、渡辺康啓さん。
味わいに印象的な香りが加わることで、濃厚さや奥行きを感じやすくなるという。
味わいはもちろん、まさに香りにも心を砕いてつくられたのが「レモン・ザ・リッチ」だ。
果汁だけでなく、レモンオイルや果皮、パルプまでも含んでいるので、濃厚で複雑味のある飲みごたえになっている。
「特製レモン」「苦旨(にがうま)レモン」「神レモン」の3種のラインナップが揃い、それぞれ酸味や苦味、アルコールのコクがより最適なバランスにリニューアルされた。
渡辺さんに飲んでもらうと、濃厚な味わいと豊かな香りに驚いたという。
「一般的なレモンサワーよりも、すごく上質な感じ。爽やかな酸味と苦味もちょうどいいし、アルコールのコクとのバランスもいい。レモンの風味に合うような料理をつくりたくなります」
「レモン・ザ・リッチ」には、濃厚なレモン感を生かすような上質な味わいがマッチするだろう。
本格的なレモンサワーを味わっていると、ちょっとした手間をかけた料理がしたくなってくるのだ。
「料理は、もともと好きで始めたこと。仕事でもプライベートでも『美味しいものを食べたい』という思いでキッチンに立ちます」と渡辺さん。
料理をすれば、食べたい時に食べたいものを、好みの味つけでつくることができる。遠出できないような日が続いても、家で料理をすれば気分転換にもなる。
「濃厚な『レモン・ザ・リッチ』とひと手間をかけた料理は、休日をゆったりと豊かな時間にしてくれるはず」
渡辺さんが「特製レモン」に合わせたのは「鶏肉のアーモンドバターソース」。
カリッと香ばしく焼いた鶏肉に、アーモンドとバターで仕上げたソースをたっぷりとかける。
「特製レモン」のすっきりとした味と、コクのあるソースは相性抜群だ。口にすると、コクがあるだけでなく、ハーブの香りもほのかに広がる。
「イタリアでは、レモンとハーブを組み合わせることが多いんです。鶏肉はローリエの香りを移したオイルで焼いて、ソースにはローズマリーを加えています」
鶏もも肉 | 1枚 |
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白菜 | 適量 |
粗挽きアーモンド | 30g |
無塩バター | 20g |
にんにく | 1/2片 |
ローリエ | 1枚 |
ローズマリー | 1枝 |
レモン果汁 | 1/2個分 |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
結晶塩 | 適量 |
鶏もも肉を塩水(分量外)で洗い、余分な脂肪やスジを取り除く。水分をキッチンペーパーで拭き取り、常温に戻しておく。
白菜を食べやすい大きさに切り、レモン汁1/4個分、オリーブオイル、塩であえる。
鍋に芽を取って潰したにんにく、ローリエ、オリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが出るまで熱する。にんにく、ローリエを取り出し、鶏肉を皮目から入れる。塩、胡椒をして両面とも香ばしく焼けたら取り出す。
2の鍋に粗挽きアーモンド、無塩バター、ローズマリーを入れて弱火で炒める。アーモンドが香ばしく焼けたら火を止める。
鶏肉を皿にのせる。アーモンドバターソースを上からかけ、レモン1/4個分を搾る。
胡椒を挽き、結晶塩をふる。1の白菜を添える。
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。飲んだあとはリサイクル。
1980年生まれ。有名アパレルブランドでの勤務を経て、2007年に料理家として独立。料理教室をメインに活動を開始する。2015年、東京から福岡へと拠点を移す。YouTube『せせチャンネル』でも手軽につくれるレシピを日々更新中。
文:晴山香織 写真:山出高士