今回のかき揚げは、色々な種類の野菜を混ぜることによって、より夏野菜の濃い旨味を感じることができます。冷蔵庫に眠っている小さくなった野菜を集めて、熱々のかき揚げを楽しんでください!
夏は野菜がたくさん。種類は問わずにかき揚げにすると、夏の風味が楽しめます。お盆で皆が集まったときなどは、たくさんつくって食卓に。主菜にかき揚げを抜擢して、夏の香りを皆で分かち合いましょう。野菜の甘味があるので、塩で食べるのがお薦めです。
玉ねぎ | 1/2個 |
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なす | 小1本 |
ごぼう | 10cm |
ピーマン | 1個 |
にんじん | 1/4本 |
いんげん | 6本 |
桜エビ | 10g |
小麦粉 | 大さじ2 |
片栗粉 | 大さじ1 |
衣 | |
・ 卵 | 1/2個 |
・ 冷水 | 60~80ml |
・ 小麦粉 | 1/2カップ |
揚げ油 | 適量 |
野菜の準備をする。玉ねぎは厚さ5mmの薄切りに、なすはへたを取って厚さ5mmの半月切りに、ごぼうは皮をこそげて厚さ3mmの斜め薄切りにする。ピーマンは縦半分に切ってへたと種を取り、厚さ5mmの薄切りに、にんじんは厚さ3mmの短冊切りにする。いんげんはへたを取って長さ2~3cmに切る。
ボウルに1と桜エビを入れ、小麦粉と片栗粉を加えて全体にまんべんなくまぶしつける。このまま少しおき、野菜と粉をなじませる。
衣の材料を混ぜ合わせて加減を見て2のボウルに加えていき全体にからませる。
揚げ油を中温(170℃)に熱し、3をスプーンなどですくって入れ、返しながら色よく揚げる。
油をきって器に盛る。塩をふっていただいても、そうめんや冷や麦と一緒にめんつゆでいただいても。
料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。忙しい合間を縫って、自らも畑を耕しながら日本の四季を大切に思う。それぞれの季節に寄り添いながら、体の養生を考える。日本ならではの和の味だけにとどまらず、世界を食べ歩いた経験をフルに活用したオリジナリティーあふれる料理が得意。『春夏秋冬 土用で暮らす:五季でめぐる日本の暦』(主婦と生活社)、『バスクバルレシピブック』(誠文堂新光社)など著書も多数。
文:中村裕子 写真:野口健志
※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu夏の定番。に掲載したものです。