ザ・クルーズクラブ東京が運営するディナークルーズで、11月21日(木)~12月20日(金)の期間、鹿児島が誇るブランド牛「鹿児島黒牛」を使ったスペシャルメニューが楽しめるフェアを開催。大迫力で目の前に迫る輝くレインボーブリッジや、宝石のような夜景を船上から楽しむ非日常体験と、シェフ渾身の優雅なフレンチコースが堪能できる、上質なひとときを過ごしに足を運んでみては。
この冬、見逃せないのが、「ザ・クルーズクラブ東京」が運営する、東京湾を周遊する“レディ クリスタル”のディナークルーズだ。11月21日から12月20日までの1ヶ月間、船上で味わう本格フレンチコースのメイン料理に、日本一の和牛産地・鹿児島県で育てられた黒毛和牛「鹿児島黒牛」のサーロインを提供する、贅沢なフェアを開催する。
1990年創業のザ・クルーズクラブ東京は、日本郵船が世界に誇る日本最大の豪華客船『飛鳥Ⅱ』や、横浜の『日本郵船 氷川丸』などの伝統を受け継ぐ、由緒ある歴史と品格を備えた存在で知られる。
ことに、凛としたその姿から“東京湾の貴婦人”と称されるクルーズ船「レディ クリスタル」は、クルージングはもちろん、レストランシップとしても大活躍。船内の広さはダイニングルームをはじめ、プライベートデッキや個室などの3フロア、展望デッキ、さらに本格的な厨房までを備える。つまり、東京湾を巡るという最高のロケーションのもとで、街の一流レストランと変わらないクオリティーの食事を提供することができるのだ。
夕暮れ時、運河に架かる桟橋を渡り、白く美しいレディ クリスタルに乗り込む。ドラマチックな夜を大切な人と分かち合う、特別なひとときの始まりだ。
イタリアの客船デザイナーによるクラシックで瀟洒なダイニングルームでいただくのは、3種類のフレンチコース。どれも前菜、温前菜、魚介、メインの肉料理、デザート、食後の飲み物、小菓子のフルコースである。
たとえば“シェフズセレクションコース”では、最初に彩りも美しい旬の野菜と新鮮な魚介を使った前菜「ズワイガニと焼きなすのジュレ フレッシュトマトクーリー」が運ばれ、続いて温前菜の「ホタテ貝のムース カダイフ巻き ホワイトバルサミコソース」を。次いで、創業よりゲストに愛されてきた「継承のスペシャリテ ブイヤベース The Cruise Club Tokyoスタイルで」が登場する頃には、クルーズも最高潮。いつもよりもずっと、会話が弾んでいるのに気づくことだろう。
そこにトリュフの芳しい香りとともにサービスされるのが、今回のディナークルーズフェアの主役であるメイン料理「鹿児島黒牛サーロインのグリル フォアグラ添え トリュフコンソメソース」である。
鹿児島が誇る「鹿児島黒牛」は、海外でも「KAGOSHIMA WAGYU」として名高い人気のトップブランド牛。地元の豊かな自然の中で、良質な飼料と水で愛情たっぷりに育てられた鹿児島黒牛は、肉質が柔らかでジューシー。口に溶ける脂のおいしさもまた格別なのだ。
「鹿児島の牛肉は『飛鳥Ⅱ』でも使っていて、以前から美味しいと思っていました。特にこの鹿児島黒牛は、脂の中にしっかり旨味があって、それでいてしつこくなく軽やか。とても上等なサーロインだと思います」と、総料理長の羽山賢二さんも惚れ込む。牛肉本来の味が楽しめるよう、芳醇で軽やかなジュのようなトリュフコンソメソースを合わせ、秋の食材である里芋のコンソメ煮とフォアグラを添えて満足感のある一品に仕上げている。
嬉しいことに、食事に合わせてソムリエお薦めのワインも2杯付く。まずは乾杯用としてスパークリングワイン、メイン料理に合わせて白・赤をチョイス。それでも足りない人は、別料金で各種ドリンクも用意されているそうだ。
デザートを食べ終えて、気持ちのいい風が吹く展望デッキへ出れば、360度、宝石のように煌めくパノラマビューが広がる。東京湾を巡る極上ディナークルーズは、人生の節目の記念日や誕生日、プロポーズ、両親へのプレゼントなどで訪れる人が多いとか。湾内は大きな波もなく、揺れにくい構造に設計されているため、安心して幅広い年齢層に楽しんでもらうことができる。
さて、東京湾の夜景とシェフ渾身のフランス料理、さらには最高の味わいの鹿児島黒牛のサーロインまで堪能できるという、お得でグルメなディナークルーズ。誰と一緒に訪れようか。
文:REVE 写真:山田薫