焼酎が新たなステージの幕を開けた。キーワードは香り。そんな中、注目を集めている待望の1本が、全量芋焼酎「ISAINA」だ。オンザロックで味わうとほっこりと芋が香り、ソーダで割るとりんごのような果実がふうわり香る。魔法にかかったような“ごきげんな驚き”に包まれるのである。そのポテンシャルの高さは、味わってみるに限る。
飲み方で香りが変わる、なんとも画期的で魅惑的な芋焼酎が宝酒造から誕生した。その名は全量芋焼酎「ISAINA(イサイナ)」。
「ISAINA」は、ロックにすると焼き芋のようなほっこり甘い香りが際立ち、ソーダで割るとりんごのようなフルーティーで爽やかな香りが立つ。その秘密は、さつまいもを芋麹で仕込む「全量芋焼酎」と独自に開発した「かおり酵母」にある。アルコール度数が高いと全量芋の香りが優先され、度数が低いと酵母由来の果実の香りが立ちやすいという。
人気居酒屋を展開するコジマ笑店の代表・小嶋崇嗣さんに、焼酎ムーブメントについて伺うと、「今は香りのいい焼酎が好まれています。特にフルーティーなタイプが人気です。ウイスキーのハイボール好きな方が芋焼酎に鞍替えする人もいるほど(笑)。実は、香りをキーワードに焼酎人気が再燃する気がしています」とのこと。
そこで、コジマ笑店が運営する高円寺の人気店「まんまじぃま」を訪ねた。すると開口一番「好きです!『ISAINA』はロックかソーダ割りかを迷うほど、どちらもおいしい」と店長の磯村銀次さん。「ISAINA」の魅力をより楽しむための料理を推してもらうと、「ロックには西京焼き、ソーダ割りには長芋コロッケでしょうか」。西京焼きは味噌の甘さと脂ののった魚の絶妙な味わいがロックと出合うことで旨味倍増。そして、素材派の長芋コロッケは、ソーダ割りのフルーティーさを引き立て、キレのある味わいが食欲をそそる。
「ISAINA」のソーダ割りで乾杯し、「ISAINA」ロックで締める。香りを着替える芋焼酎だから、飲み飽きることなく満足度も高い。“香りを楽しむ”焼酎時代の、本格的な幕開けだ。
<味噌床の材料とつくり方>
酒粕125gと酒75mlを混ぜ合わせてなめらかにする。西京味噌または白味噌500g、砂糖50g、酒、本みりん各10mlを加えて混ぜ合わせる。密閉容器などに入れ、冷暗所で保存。
<西京漬けのつくり方>
魚はサバなどの切り身やカマを用意し、軽く塩をふり、20~30分置いて水気を拭き取ってから味噌床に漬ける。肉も水気を拭き取って漬ける。半日後から食べられるが、2日目くらいがお薦め。さっと水洗いし、水気を拭き取ってから焼く。※味噌床は、魚なら3~4回、肉は2回まで使い回せる。
<長芋コロッケのつくり方>
長芋はよく洗ってひげ根を取り、皮付きのまま2cm幅の輪切りにする。両面に塩、胡椒各少々をふり、キッチンペーパーで挟んで30分くらい置く。小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣をつけ、170℃くらいに熱した油で3分ほど揚げる。少なめの油で揚げ焼きにしてもよい。
●宝ホールディングス お客様相談室
【電話番号】075‐241‐5111(平日9:00~17:00)
「本格焼酎好きはロック派が多勢でしたが、ソーダ割りをお薦めすると、ファンになる方が多いんです(笑)。飲み方で風味が変わる『ISAINA』はお得感も満載」と磯村店長。ソーダ割りをよりおいしく味わう決め手は、強炭酸を使うこと。
CRAZY×COENZY まんまじぃま
高知から届く鰹の藁焼きを看板に、食材の滋味を引き出した料理をラインナップ。付け合わせもつまみになるなど、すべてが心憎い。
【住所】東京都杉並区高円寺南4‐27‐18ケーアイ高円寺ビル1階
【電話番号】03‐5305‐6252
【営業時間】17:00~24:00(L.O.)
【定休日】無休 ※週末は昼営業することも。SNSで要チェック。
お酒は20歳を過ぎてから。飲酒運転は法律で禁じられています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。飲酒は適量を。のんだあとはリサイクル。
文:斉藤 由利子 写真:牧田 健太郎