日本一に輝く鹿児島黒牛！芳潤に仕上がる"せいろ蒸し"

最高級の肉を存分に食す悦楽体験！

きめ細かなサシが入った牛肉の、なんと艶やかなことか。ハイレべルが競う銘柄和牛の中でも、鹿児島黒牛は肉質がしっとりとしなやかで、コクの深いまろやかな旨味が特徴だ 。
この肉の実力を広く発信しているのが「華蓮」である。JA鹿児島県経済連の直営店として、A5ランクの肉の中でもBMS値(脂肪交雑等級)の高い肉だけを厳選するという独自のルールを課す。つまり、トップオブ鹿児島黒牛がここにはあるのだ。

魅惑の味わいの鹿児島黒牛。 自家製ポン酢だれ、胡麻だれが用意されるが「通好みは塩。せいろ蒸しならでは！」と佐潟正志料理長。

そんな鹿児島黒牛のポテンシャルの高さを味わうなら、“せいろ蒸し”に尽きる。25年ほど前に「華蓮」に誕生したオリジナルで、やわらかな蒸気で包み込むように加熱。旨味を逃すことなく、肉汁をやさしく封じ込める完全調理法である。
程よく蒸し上がった鹿児島黒牛は、しっとり艶々。まるでシルクのようになめらかな食感に驚く間もなく、赤身と脂のバランスがとれた上質な旨味があふれ出す。未体験の味覚の扉が開かれる瞬間である。繊細にして力強い――鹿児島黒牛が目指した至宝の肉質を、ダイレクトに味わえるのが魅力である。

鹿児島黒牛のリブロースとヒレを堪能できる“鹿児島黒牛せいろ蒸し”1万7000円（コース一人前／写真は三人前）。

鹿児島黒牛は2017年に開催された“和牛の祭典”こと第11回全国和牛能力共進会(品評会)で団体総合優勝に輝いた。そして今秋、その第12回が鹿児島で開催される。“日本一”の称号、 そして地元の威信をかけて、さらなる研鑽が重ねられている。
さぁて、決戦は10月6日～10日。地元での栄光なるか。鹿児島黒牛の快進撃を食べて応援、しかと見届けたい。

全国和牛能力共進会とは、5年に一度、改良の成果や優秀性を競う和牛の大会。体型の良さなどを審査する「種牛の部」 と肉質を審査する「肉牛の部」がある。

お問い合わせ情報

鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会
・JA鹿児島県経済連
099‐258‐5411（平日 8：30～17：00）
https://www.karen-ja.or.jp
・ナンチク
0986‐76‐1186（平日 8：30～17：30）
https://www.nanchiku.co.jp

この記事で紹介したお店

鹿児島華蓮　銀座店
【住所】東京都中央区銀座8-8-8　銀座888ビル9階
【電話番号】03‐3572‐3153
【営業時間】11：30～13：30（L.O.）、17：00～20：00（L.O.）
【定休日】日曜、祝日

鹿児島の地名を冠した個室と、鹿児島黒牛鉄板焼きコース（サーロイン2万4000円）の専用カウンターがある。